◇ You're the only one I love in this world 3◇ ページ3
遡る事、1週間前。
退勤して、ドラッグストアで日用品を購入した帰り。
当時、バイクに乗った男性:だるまさんが初対面でいきなり声を掛け「結婚を前提に恋人になってくれ！」と告白をされ、私はめっためたに彼の告白を玉砕した…はずだった。
2日目
「まじで好きっす！結婚を前提に恋人になって欲しい！」
「まずほぼ初対面ですよね、私たち」
3日目
「俺はGOD FAMILYのボス、だるま！Aに俺のファーストネームと組名をAにあげたい！」
「ギャ、ギャングのボス？じょ、冗談ですよね…？」
「え、まじやけど」
4日目
「ちょ、好きってまだまともに言っとらん！邪魔すんなけんきぃ！！俺の一世一代の告白なんやぞ！あっー！Aッ！好きだ！！」
「はい、話は警察署で聞くから。お前いつからギャングからストーカーになったの？ちょっとやばすぎない？」
「俺の純愛を！！ストーカー呼ばわりすんな！！」
5日目
「俺の恋はサツに捕まる程度には収まらない！大好きっす！」
「丁重にお断りさせていただきます。…罰金相当えぐかったと話を聞いていたんですが、なんで懲りてないんですか」
「もしかして俺がAの隣に立てる男か試してたの？もしかしちゃって、合格ってこと！？」
「本当に違います。ギャングってのが怖くて、警察の方をお呼びしたんです」
6日目
「これって運命よな？まさか、ここでもAに会えるなんて！ほんっと、運命感じる！」
「え"…な、んで？」
「ここだけの話、表家業でメカニックしてるの！Aの車なら修理費全部無償でしたげる！なんなら、カスタムもしてみる？塗装とかも何でも無償でしてあげる！」
「いや、ちゃんとお金払います」
「じゃあ、俺もタダにしてよ」
「モンドはきっちり金とるからな？Aは特別なの」
その日以来、帰りになると必ず彼が現れてパターンを変えながら告白をするようになった。イレギュラーとして、車等の修理屋であるガレージでも彼と出会していたのだが。
…正直ながら、毎日ように知らない人に告白されてかなり迷惑を被っているのだが熱意溢れる告白を無下には出来ず、反応してしまっている自分がいる。
あんな直接的に、隠しもせずに好意を伝えられるとこっちも対応に困ってしまう。
「あの人と会ったことあるっけ？」
怖いけど、怖い部分をまだ見ていないせいなのだろうか。
彼は本当に良い人なのか悪い人なのか、分からない。
今のところ、ギャングというより不審者の印象が強過ぎる。
◆ "I love you" falls short of my love for you ◆→←◇ You're the only one I love in this world 2◇
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うぱ(プロフ) - 設定とか言葉遣いとかとにかく全部が好きで一気見しちゃいました。特に不穏でこわこわなボスが大好き過ぎて何度もそこを読み返してます。臨場感が凄くて読んでいる時凄くドキドキしました。これからもこりんさんの作品を楽しみにしております。 (12月20日 23時) (
レス) @page14 id: ea61eec359 (このIDを非表示/違反報告)
こりん(プロフ) - ガガさん» コメントありがとうございます。そのように仰って頂けてとても嬉しいです！ありがとうございます！こちらこそ、作品を読んで頂き誠にありがとうございます。更新頑張って参ります！ (11月10日 19時) (レス) id: 56f635f916 (このIDを非表示/違反報告)
ガガ - とっっても面白いですわくわくして読んでます、続きが本当に楽しみです！！更新を楽しみにお仕事頑張れそうです、素敵なお話ありがとうございます🙏 (11月6日 13時) (レス) @page30 id: cfa21872f6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こりん
| 作成日時：2023年10月29日 17時
