【銀魂】不良教師【3z】

５話 ページ6

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神楽との出会いは去年の冬


酒が切れた時だった






『....コンビニ行くか』




部屋着のまま靴下を履き
ポケットに携帯を入れ片手には財布を持っていた



家からコンビニに行く途中に公園がある

公園って言ってもブランコとベンチしかない錆び付いた公園


そこを通りかかった時「ギシギシ」と音が聞こえそちらに目を向ければブランコに神楽が座っていた


ちなみにその時は名前知らなかった
けど、生徒だってことはわかってた


その時は夜の8時、しかも冬だった
「なんでこんな時間に」なんて思いつつも私の思考は「酒第一」というクズなので素通りした


そしてコンビニで酒とスルメを買い家に帰っているとまた公園の前を通るわけで


「流石にもういないだろ」なんて思いながらも私の視線は公園の方へと向いていた

公園ではもうブランコの「ギシギシ」いう音は聞こえなくて「帰ったのか」と少しホッとしてればベンチに座っていた


まあ私“一応”教師なので
その場に近づき声をかけた



『.......お前何してんの、ウチの生徒だよな？』


神楽「.......A先生....？」


『え、なに、私の事知ってんの』


神楽「....不良教師ヨ」


『.......そうか....そうなのか....』



ちょっと心にきたけどまぁそれはさておき
私は隣に座るともう1度口を開いた


『....何してんの、こんな時間に』


神楽「.......兄貴と喧嘩したアル
何時もだったらアイツが出ていくのに、今日は出ていかなかったから....」


『アンタが出てきたんだ
寒いでしょ、ラーメン食べに行く？』


神楽「..........行く」


『....まあ、その....今日帰りたくないなら私の家泊まれば？
明日帰ればいいしさ』


神楽「いいアルか？！」


『うん』


神楽「お願いネ！
私神楽アル！A先生不良だけどいい先生アルナ！」


『不良は余計だ』



その後私の金は消えた

この謎は今も解けないままだ

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