【銀魂】不良教師【3z】

２１話 ページ22

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手を繋がれたままゴールした後
私はその手を振り払って赤くなった頬を隠しながら校舎内に入っていった





『....くそ天パ』




絡めとられる感覚が忘れられない


まだあいつの体温が残ってる




「手、ゴツゴツしてた...」なんて思いを振り払うように頭を左右に振って携帯を取り出した



ゲームのアイコンをタップして気持ちを誤魔化す



誤魔化す....誤魔化す....誤魔化せ....誤魔化せれん....




『あﾞあﾞあﾞッ !! クソ !! 』



もう無理

思考回路しね


「考えるな」なんて思えば思うほど考えてしまう



手を額に当ててため息をついていれば
バタバタと廊下を走る音が聞こえた


振り返れば朱色の髪の女子生徒が走ってきている




神楽「Aー！銀ちゃんのお題何だったアルか？！」


『恐れてる人だって』



お妙「ちゃっかり手握られてたわよね？」



『それ！それ今忘れようとしてたのに！！』



「あらごめんなさい」なんて言いながら笑う志村(姉)は絶対反省してない





お妙「それで、新しい恋は始まりそうなの？」


神楽「マジでか！Aは恋を始めるアルカ！」



『待て待て待て待て待たんかい！
誰も恋が始まっただなんて言ってないでしょ』






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