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金木犀の香りがだいぶん、落ち着いてきた
もう学校まで漂ってこなくなった
金木犀がさき始めた頃は合服を着ていたのに
今はもうブレザーを着ないと肌寒い
本当に、季節が過ぎ去るのは早い
でも公園に行けば
まだあの甘い香りは微かに香ってくる
善「Aちゃん〜〜寒いでしょ??大丈夫?」
まるで、金木犀のような___貴方に会えるのが嬉しいの
『うん。でも…大丈夫だよ』
貴方が隣にいてくれるだけで暖かく感じる
善「今日は華金だね〜!俺金曜日大好き」
明日から学校行かなくていいしね、ってうふふって笑う善逸
『分かる!こんなにハッピーな気持ちでいていいのか!』
うぇ〜いって踊ってみせると、ゲラゲラと笑う彼
善「本当Aちゃんって面白いよね!お笑い芸人向いてそう」
『それ褒めてんのか』
え〜褒めてるよ?って可愛く首を傾げる
何か馬鹿にされてる感が否めないけど…善逸ならいいやって許してしまう
…許さないときもあるけどさ
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作者名:ミユモン | 作成日時:2021年10月24日 21時