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「「「ありがとうございました。」」」
長い長い1日が終わった。
ちなみに、隣のつきちゃんは全てを終わらせると、
最後まで残らず早々に帰っていった。
薄情なやつめ。
「A、おつかれさま。」
「梓先輩!
これで今回のテスト赤点回避出来そうです!!」
「うんうん、よかったよかった。
あんた理系科目は天才的なのに、文系科目は絶望的だから心配してたのよ。」
「上げて落としますね!!」
梓先輩の言葉にショックを受けながら、
横目でチラリと時計を見た。
時刻は5時半手前。
「梓先輩!
私今日はもう帰りますね!!」
おつかれさまです!!
と、叫びながら会議室を走って出た。
.
.
.
「変わった子だな。」
「たぶん、ドラマの再放送かお母さんの料理ね。」
「お母さんの料理?」
「Aのお母さん料理上手なのよ。」
「へぇー。」
.
.
自分の噂をされているとも知らず、私は帰り道を急いでいた。
「( はやくしないとママ特製のスフレオムライスがしぼんしゃう!! )」
が、しかし。
これがいわゆるフラグというものなのだろうか。
ウーウーウー!!
〈
近くの住民は避難して下さい。〉
繰り返します、という機械的な声とともに少し先で上がる煙。
「だぁかぁらぁ!!!
しぼんじゃうんだってぇええええ!!!」
たぶん泣きながら近界民に突っ込むボーダー隊員は私ぐらいだろう。
.
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水素(プロフ) - 更新楽しみにしてます。 (2020年9月23日 20時) (レス) id: d2414812d0 (このIDを非表示/違反報告)
沙彩 - 最新楽しみにしてます!頑張ってください(´∀`) (2020年6月8日 17時) (レス) id: 3372d0e357 (このIDを非表示/違反報告)
かるー(プロフ) - 面白い!好きです!!更新頑張って下さい!!! (2020年6月2日 21時) (レス) id: b9d1ef6d80 (このIDを非表示/違反報告)
青い夕日 - 米屋どうした。よし、採用って・・・。(震え)コテンの威力! (2020年6月1日 19時) (レス) id: e84367e7a0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:おべ | 作成日時:2020年5月26日 20時