無派閥 無所属 無鉄砲 [ワールドトリガー ]

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「中学生は義務教育なのでどれだけテストの点数が悪くても卒業できました。

しかし、高校となったら話は別です。

卒業ないしは進級が危ぶまれる人が出てきます。

ボーダー提携校だからといって周りより優遇されるなんて思っていませんよね？

今日はそんなあなたたちのための勉強会です。」


今、さらっと怖いこと言われたんだけど。

というか、私もここに呼ばれたってことはバカ認定されたってこと？

納得いかないんですけど！！


梓先輩が、なにか質問ある人ー？と声を掛けたので勢いよく手を挙げる。


「はい、古典、コミュ英、英表合わせて100点いかないAさん。」


「私はバカではありません！！」


「はい、次の人。」


「梓先輩ひどい！！！」



次にいちばん前の席に座っていた柚宇さんが手を挙げる。


「はい、数学一桁の柚宇さん。」


「おやつ持ち込み有りですかー？」


「無しです。」


「せんせーい、当真くんがじゃ○りこ食べてまーす！」


「当真？」


「ｽﾐﾏｾﾝ。」


そして次にカチューシャさんが手を挙げた。

カチューシャさんも頭悪かったんだな。



「はい、テスト用紙だけで三輪を顔面蒼白にさせた槍バカさん。」


「その当て方どうにかならないんですか。

今回のスペシャルゲストは誰ですか？」


スペシャルゲスト？

カチューシャさんのその質問に梓先輩は手を叩いた。


「珍しくいい質問です。

それでは、ご登場していただきましょう。

今回の特別講師はこの方々です！」



バーッと開いた扉から複数人の人が出てきた。





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