無派閥 無所属 無鉄砲 [ワールドトリガー ]

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中に入ると、そこには10人ちょっとぐらいの人が。

たぶんみんなボーダー隊員だと思う。


中には知ってる顔もちらほらと。


「ほら、はやく座って。

カゲとゾエはそっち、Aはあそこね。」


そう言われた席を見ると、そこには、、、



「あ！つきちゃんだ！！

やっほー！！つきちゃぁああん！！」


「五月蝿い。」


ベシッ


「いたっ。」



梓先輩が目ではやく行けと訴えて(圧をかけて)いるので、

急いでつきちゃんの隣の席に座る。



「いやー、奇遇だね！！

つきちゃんも呼ばれたの？？」


「............................。」


「無視はひどいよ！！」


「そこ静かに。」



本日既に2回目となる注意に思わず黙る。

それを確認した梓先輩は前に立って、マイクを片手に話し始めた。


「みなさん、おはようございます。

なぜ、みなさんがここに集められたか、

２年生以上のみなさんはわかると思います。」


自分より前方に座っている2、3年生を見る。

なんだろ？

ここにいる人たちの共通点って。


「まず、これをご覧ください。」

前のプロジェクターにバーンッと数字が映し出される。


46.23


「これはなんの数字でしょう？

はい、今月メンテナンスに１回もきていない当真くん。」


「俺のリーゼントのセットにかかる時間。」


バスッ！！


リーゼント先輩の頭になにかが突き刺さった。



「時間がないので先に言います。

ここにいる全員の前回のテストの５科目、

現代文、古典、コミュ英、英語表現、数学２種類の平均点です。」


「おー、赤点超えてるー。」


「当真。」



「ｳｨｯｽ。」




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