無派閥 無所属 無鉄砲 [ワールドトリガー ]

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「とっきーはさ、A級5位の万能手じゃん？

で、とりちゃんはランク戦不参加だけど玉狛の万能手。

とりちゃんに至ってはボーダー最強の部隊だっけ？そんな感じのことまで言われてるじゃん。」




おかず系のサンドイッチをすべて食し、

フルーツサンドに手を伸ばす。


とりちゃんととっきーがどんだけ食うんだよって目で見ている。



「要するに肩書きがほしいってこと？」


「そうそう！！

私、一応訓練生ではないからC級隊員ではないし、

でも部隊(チーム)組んでるわけでもないじゃん。

結局私は何者なの！！？」


ウガー！！

と叫びながら、最後の一切れを口に入れる。


美味である。



「そんなに言うなら部隊組むかどっかに入れてもらえば？」


「じゃあ部隊立ち上げたら入ってくれる？」



「ははっ、面白い冗談だね。」


「とっきー辛辣！！」



まったく、私の周りには厳しい人しかいないじゃないか。


「無理に自分で立ち上げなくてもどこかに入れてもらえばいいのに？」



「それは俺も言ったけど、人見知りコミュ障のAには厳しいらしい。」



「え、上ノ瀬人見知りなの？」



とっきーはあり得ない、

というか、信じない、といった表情でこちらを見る。



「別に人見知りじゃないやい！

コミュ力の塊じゃい！！」



「コミュ力の塊？

はじめて玉狛きたとき、

『ｴｯ、ｱｯ、ﾊｲ。』

としか喋らなかった奴のどこがコミュ力の塊だよ。」



「ガチのコミュ障じゃん。」




だれか、優しい人を連れてきて。





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