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あれから数日後。
「 今日の祭り行かね?」
「 「 は?」 」
「 行く行くー!はい決まりー!行くかんね!!」
また来た、マイキーの気まぐれ。
は?ってケンチンとわたしの声。
綺麗にハモった。
今日はマイキーのお家にお邪魔していて、
三ツ谷は不在で、
『 三ツ谷、妹達と行くらしい 』
って既に連絡を取っていたマイキー。
すること早いな。
「 こいっつは…もっと前もって言えや 」
「 へェ、デカパイ、お前の浴衣姿堪能してやるよ 」
「 デカパイいい加減やめろよ 」
そう言う場地を睨めば、
テーブルに頬杖を付いて、じと、っと見つめれた。
なんですかあなた。
「 A、この後俺んち来い 」
「 場地さん何する気っスか 」
「 あ?勉強だわ、テスト3点だった、その補習 」
そう言う場地は至って真剣。
うん、バカかこいつは。
そう言う場地に、
『 メガネかけてりゃ頭良く見えるぞ場地 』
って笑いながら言うマイキー。
バカだったわこいつら。
「 保体のテストは100点だった、すげぇだろ 」
「 あ?俺も100点だわ 」
そう言う場地に言い返すケンチン。
いたよね、保健体育だけ妙に点数いいやつ。
変態呼わばりされる、中学特有の空気。
だからお前ら、変態なんだよ。
そんなことを考えてると、
『 ちっちっちっ、あめぇぞ、お前ら 』
ってソファに寝そべるマイキーは、
『 よっ 』って身体を起こした。
「 保体は用紙の点数じゃなくて、実技だろ♡ 」
ほんっとにばかか。
マイキーが得意げにそう言うと、
千冬以外の視線は、なぜかわたしに。
「 実技?俺ァ、負けねぇぞ 」
「 あ?ひんひんAを鳴かせんのは俺だァ 」
「 分かってないなー♡どう考えても俺だろ 」
『 場地さん最近おかしいっスよ 』って
千冬に抑えられる場地。
手をゴキゴキ鳴らすケンチン。
『 なっ?A♡ 』って、
いつもより猫なで声のマイキー。
お前らほんと、脳内猿だな。
「 ……千冬がいい、お前らやだ 」
「 …へっ、Aさん…っ!?」
わたしの言葉で3人の視線は千冬に。
「 千冬ぅう、ツラ貸せェ 」
「 ちょ、場地さん!…っ、やめ、っ…!!」
千冬ごめん。
場地に襲われる千冬に心の中で謝った。
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真弥 - 夢主ちゃん口癖「ばか」になってそう笑笑 これからも投稿頑張って下さい! (2022年12月10日 14時) (レス) @page25 id: 5ace0f76be (このIDを非表示/違反報告)
こはね - あの、この作品と関係なくて申し訳ないんですが、「マイキーとシジュウハッテ」の続編とリクエスト編?のリンクを貼っていただけないでしょうか? (2022年1月30日 8時) (レス) id: 7f91654289 (このIDを非表示/違反報告)
夜空と暁(プロフ) - おーい、夢主ちゃん何カップ??wめっちゃ面白いです。更新頑張ってください!! (2021年8月25日 17時) (レス) id: 3b02c3cd6d (このIDを非表示/違反報告)
獅子丸(プロフ) - このお話読んでたら、私まで夢主ちゃんのお胸揉みたくなりますww更新頑張ってください!応援してます! (2021年8月21日 15時) (レス) id: f73ab42924 (このIDを非表示/違反報告)
こはね - イザナくんとの絡みも見たいッッ!ですッッ!! (2021年8月19日 23時) (レス) id: b4a9ddf842 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆた | 作成日時:2021年7月28日 14時