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｢Aさん、俺とテスト勉強しませんか…！｣
変化とは突然にやってくるものである。
誠士郎と御影くんは先生からの呼び出し。久々にクラスで1人になっていた。
そこそこ友達がいたはずの私は、いつの間にかゼロになっていた。
それもそのはずで、あの嫌がらせ事件で私に近づくような子は居なくなったからだ。
近づこうとすれば御影くんがすごい圧でなんの用？って言ってくるし
誠士郎なんて無言で私に抱きついてくるし
クラス、と言うよりは学校で変な噂がたってしまっている。
"AAは御影玲王を従わせているやばい女"
｢Aさん？｣
｢あ、えっと、はい、私、で良ければ？｣
そこそこが良かった私の学校生活はたった数日で一変してしまっていたのでした。
そんな私にお声がかかると思わなくて、しかも今日は特に何も予定が無いとなると断る理由が特に思いつかなくて
嘘をつく訳にもいかなくて、特に仲良くもない男子からのお誘いを受けてしまった。
そして、放課後。
｢A、玲王、帰ろー｣
｢あ、ごめん誠士郎。私テスト勉強誘われて｣
｢やだ｣
｢は？待て、そいつ女？男？｣
誠士郎は、やだ。
御影くんは、女子か男子か。
2人とも私を心配してくれているのか眉間にシワが寄っている。
とりあえず男の子だよと教えると、御影くんは途端に笑顔になった。
楽しい笑顔かと言われると、そんなことはなくて、背筋が少し凍るほどの笑顔だ。
｢つーことで、俺と凪も一緒でいいよな？｣
｢えっ？Aさん、えっと、これは…？｣
｢ご、ごめんなさい、一緒にしたいって…言ってまして｣
｢Aがいるってことは、俺もついてくるに決まってるでしょ。しかも二人きりになんてさせるわけないじゃん｣
2人の圧にやられてしまったのか、誘ってくれた男の子はまた今度にするね！と言って帰ってしまう。
正直、よく知らない人とテスト勉強をしてもコミュニケーションの面で困ることばかりだと思っていたから助かると言ったら助かってしまったから
2人に一応お礼を言うと
｢俺ら3人がマストに決まってんじゃん。他のヤツなんて入れんな｣
御影くんはそう言って私を引き寄せた。
怒ってるみたいな、そんな顔をして。
｢ごめん、なさい…｣
｢玲王、Aを怖がらせないでくれる？｣
｢あ？怖がらせるわけねぇーじゃん。むしろ甘やかしまくって溶かしてやる｣
｢まー、それには同意だけどさ｣
私はこの時悟った。
多分この2人以外と関係を持つことは出来ないだろうと。
｢｢逃げんなよ？俺らのお姫様｣｣
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もむ(プロフ) - 咲夜（さくや）さん» 大分お返事遅くなり申し訳ございません……！咲夜さん、読んでいただきありがとうございます！これからもよろしくお願いします！ (11月10日 20時) (
レス) id: 4f36815b2b (このIDを非表示/違反報告)
咲夜（さくや）(プロフ) - 続き楽しみにしています。 (10月29日 18時) (レス) id: f2b60f62ba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もむ | 作成日時：2023年10月11日 21時
