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｢凪！そこ決めろ！｣
｢わかってるよ｣
体育の時間男子はサッカー、女子はソフトボールをしていた。
サッカーと言えば張り切る人が1人。
御影くんである。
サッカー部から俺と凪で1点以上取るからな！と私に宣言していて
正直、サッカー部が使用したあとにあれだけたくさんの練習をしているのだから勝って欲しいと思うのがサポート兼マネージャー(仮)をしている身としては普通である。
｢先生ー、男子のサッカー見たいです！｣
｢私も私も！御影くーん！｣
まぁ、私が応援しなくてもサッカー部には申し訳ないけれど御影くんのチームにはたくさんの応援者がいる。
だけど、それでも私は2人の応援がしたかったし
正直見てみたい気もしている。
あの練習は生かされているのか、とかどこまで通じるのかとか色々。
｢ま、良いだろ。今日だけだぞ｣
｢きゃー！先生大好きー！！！｣
女子の粘り勝ちで私たちはサッカーを見学しに来た。
今どのくらいなのだろうかと思って得点板を見ると、まさかの
｢え？……勝って、る……？｣
目を疑った、相手チームはほぼサッカー部で固められてて上手い子揃いなのに対して御影くん率いるチームは御影くんと誠士郎以外は帰宅部だったから。
普通勝てるわけないのに
｢よし！お前俺にパスだ！｣
｢あ、う、うん！御影くん！｣
｢ナイス！凪！｣
御影くんは上手く周りを使ってて、褒めて士気を高めて最後は誠士郎が決めていた。
2人とも楽しそうで良かったねと思っていると
御影くんと目がぱちっと合って指を指される
｢きゃー！私に指さしてくれた！｣
｢違いますー！私です！｣
あ、私じゃなくて他の子ね。なんて、思って勘違いなんて恥ずかしいと思いながら試合を眺めていると
御影くんはボールキープをしながら誠士郎にパスをするんじゃなくて
自分でゴールを決めて
黄色い大歓声が聞こえてくる。
｢玲王、自分ばっかりAにアピールずるい｣
｢当の本人、分かってねぇよ｣
｢ぷっ。ザンネーン。玲王モテるから大変ですねー｣
｢うっせ。……見ろよ俺とお前で三点差だぜ？サッカー部に｣
｢うわ、悪い顔。でも、Aが見に来てくれた試合で無様に負けなくてよかった｣
ﾋﾟﾋﾟ-っとホイッスルが鳴ると女子は御影くん凄いね！と囲んでて
2人に中々近づけず私は後でいいか、なんて思っていると
｢Aっ、見てた？｣
｢誠士郎、ゴール沢山決めてて凄かった｣
｢うん、見て、汗かいた｣
｢楽しかったんだね｣
｢Aが見ててくれるから｣
そう言って誠士郎は私の指先に誰にも見えないように軽くキスをした
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もむ(プロフ) - 咲夜（さくや）さん» 大分お返事遅くなり申し訳ございません……！咲夜さん、読んでいただきありがとうございます！これからもよろしくお願いします！ (11月10日 20時) (
レス) id: 4f36815b2b (このIDを非表示/違反報告)
咲夜（さくや）(プロフ) - 続き楽しみにしています。 (10月29日 18時) (レス) id: f2b60f62ba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もむ | 作成日時：2023年10月11日 21時
