【東京リベンジャーズ】俺の心を離さないあの子が可愛すぎる

18 松野千冬side ページ18

｢作戦会議を始めんぞ。てめぇら｣


｢えー。タカちゃんのところ行く予定だったのにー｣
｢俺もヒナん家で勉強会だったのに…！｣






あー、うるせーうるせー。

俺の相棒タケミっち、それと八戒。

コイツらを集めたのは他でもない。


俺の。


そう！俺の、告白大作戦の協力者になってもらうためだ。


八戒はまぁ、なんつーか。


女子苦手だとか言ってっけど、姉ちゃんいるし大丈夫だろ。


タケミっちは、許せねぇことにリア充だ。


こいつに聞く以外出来ねぇ。








｢てかさ、千冬。ふつーに告ればいいじゃん｣

｢あ？じゃあテメェは普通に女子と話せや｣

｢出来るわけないじゃん！そんなの！｣

｢それと同じだから作戦会議開いてんだろ！アホか！テメェは！｣







やっぱ八戒は戦力外か…？

クソ。でも、他に誰頼る？




マイキーくん？ダメだ。あの人は喧嘩のことしか頭にねぇ。

ドラケンくん？ダメだ。


エマちゃん以外に興味がねぇ。


場地さん？いや、あの人当たって砕けろしか言わねぇ。


三ツ谷くん？いや、あの人モテっけど自覚してねぇ。


パーちんくんとぺーやんくんもダメ。





…ほら、やっぱり考えてみろ




ｾﾞﾝｯｾﾞﾝ…！全然適任者が居ねぇの！！！







｢んー、というかさ、どんな子なの？Aちゃん｣

｢おいコラ八戒。テメェ人の女の名前気安く呼ぶんじゃねぇ｣

｢ｹﾞ。こんなのでも怒んの？千冬。お前、嫌われるよ？その子に｣




＿＿＿＿嫌われるよ？その子に






＿＿＿＿嫌われるよ？その子に





＿＿＿＿嫌われるよ？その子に







｢あ、灰になった｣

｢あ、あんまり千冬いじめんなよ、八戒｣

｢え、いじめたつもりねぇのに。事実じゃん｣





＿＿＿＿事実じゃん


＿＿＿＿事実じゃん



＿＿＿＿事実じゃん






｢待て！わかった！八戒！もうお前、三ツ谷くんとこ行っていいぞ！！！｣

｢え？いーの？？じゃあ、行くわ。じゃーね。2人とも｣







…嫌われる…？


やべぇ、やべぇ。


この独占欲の事だよな？な？？


この間のデートの時も、スカートがどうのこうの言っちまった…


Aちゃんが可愛いと思って来た服にイチャモン付けて



本当は…！！！





＿＿＿＿ヒナー、私もう千冬くんと遊びたくなーい





そう言ってたら…!!!!!!!!?


待て待て待て待て、そしたらこの間の可愛い行動をなんて説明するんだ！



そう！俺は！！！！






｢王子様と呼ばれたんだぞ！！！！…って、あれ？八戒は？｣


｢三ツ谷くんとこ行った｣







八戒め。

覚えてろ、あいつ。

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