205話 ページ24
未だに魔法が解けない海賊たちが、大聖母を守ろうと一斉に私たちに飛びかかってくる。
その隙に、どこかへ逃げようとする大聖母。
「そいつ逃げるぞ白龍！止めてくれ！」
アリババが大聖母の近くでぼうっと立っていた白龍に言う。
白龍は義手の方の腕を上げる。
──すると突然、義手が変形してこちらに襲いかかってきた！
それに対応できなかったアリババ達は後方へと押し出された。
「は、白龍……？まさか、大聖母の魔法に……」
「母上……無事……で、助けに……行って……差し上げねば……！」
譫言を発しながら、彼はこちらを睨め付ける。
彼の金属器が光り輝いたかと思うと、その光を半身に纏った。
「ま、魔装……！？」
驚くアリババに、白龍は容赦なく金属器の槍を振り下ろした。地面が大きく凹む。間一髪のところで避けるアリババ。
「ウフフッ、どうやらこの子だけはまだ坊やだったようねえ。『後光扇』で夢の中よ。さあ、母さんのために戦いなさい！！」
そんな！！
交戦を続ける白龍は槍を空中で二度振ったかと思うと、何もない空中から大きな化け物が現れる。
半身魔装でジンにより近い存在となった白龍。彼はその力で空気中に存在するごく微細な菌類、単細胞生物を急速に成長させたようだ。
なんで厄介な！
「『
槍を弓のように持った白龍が手を引くと、矢の役割をした化け物たちが私たちに襲いかかってくる。
「白龍！目を覚まして！」
化物を魔法でいなしながら、白龍に呼びかける。だが、耳に入る気配はない。
白龍とアリババが交戦状態となり、しばらくの間刃を振るい合う。
アリババのアモンの剣が魔力の尽きた白龍の金属器を折り、その戦いは終結した。
力尽きた白龍はそのままパタリと意識を失う。
……白龍……。
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中学生なのに暇人 - 鎬さん» こちらこそ読んでいただいて嬉しいです！コメありがとうございますがんばりますね！（ ; ; ） (2019年12月30日 0時) (
レス) id: 3eebcb6e18 (このIDを非表示/違反報告)
鎬 - マギ はアニメも漫画も見ていたのでこんなに面白い作品が読めて嬉しいです更新頑張ってください！！ (2019年12月21日 23時) (レス) id: b3f6bf7af3 (このIDを非表示/違反報告)
中学生なのに暇人 - 蓮さん» ありがとうございます（ ; ; ） (2019年12月19日 23時) (レス) id: 2882797249 (このIDを非表示/違反報告)
蓮 - 好き (2019年12月12日 23時) (レス) id: 5ce3a7aa8e (このIDを非表示/違反報告)
中学生なのに暇人 - 氷空音さん» わわ！嬉しいです！読んでいただいてありがとうございます（ ; ; ）更新は不定期になってしまいますが頑張りますね！ (2019年12月1日 23時) (レス) id: 2882797249 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：中学生なのに暇人 | 作成日時：2019年10月8日 21時
