文豪ストレイドッグス 元ポートマフィアの敦くん

二十三話 ページ25

〜太宰さんに現状報告中〜

太「何と かくの如き佳麗なるご婦人が、若き命を散らすとは・・・！
　 何という悲劇！悲嘆で胸が破れそうだよ！
　 どうせなら私と心中してくれれば良かったのに！」

敦「本当、彼女の代わりに太宰さんが殺されたら良かったのに」ﾎﾞｿｯ

こんなの一目見て偽装だって判る。大方マフィアの手口に似せたんだろう。

簑「・・・誰なんだあいつは。」

乱「同僚である僕にも謎だね。」

太「しかし安心し給えご麗人。
　 希代の名探偵が必ずや君の無念を晴らすだろう！
　 ねえ乱歩さん？」

乱「ところが僕は未だ依頼を受けていないのだ。
　 名探偵いないねえ。困ったねえ。 君名前は？」

杉「じ、自分は杉本巡査です。殺された山際女史の後輩
　 ＿＿＿＿＿であります。」
ん？言葉に詰まった？この人なんかあるような気がする。

根拠？そんなの無いよ。勘ですよ。

乱「よし杉本君。今から君が名探偵だ！６０秒でこの事件を解決しなさい！」

杉「へえッ！？へっ あ、えー！？いくら何でも６０秒は」

乱「はいあと５０秒。」
杉本さん・・・頑張って下さい。

杉「そ・・・そうだ山際先輩は政治家の汚職疑惑
　 それにマフィアの活動を追っていました！先輩はマフィアに
　 殺され＿＿＿＿」

太「違うよ」

敦「違いますよ」

あ、太宰さんと被った・・・

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