9話【不安定な日常】 ページ10
什得帰宅から数日。
「レイジさん、お昼ご飯作るの手伝いますよ……いえ、私が作ります、チャーハン!」
お昼になったのでキッチンに向かうと、フライパンを取り出すレイジさんがいた。
ので私は日頃お昼ご飯を作ってもらっている恩を返すべく、チャーハンを作ることにした。
「梅干しチャーハン♪ 梅干し梅干し♪」
そんな歌を歌っていると、私の声が聞こえなくなる程の大きな警報が鳴った。
と、同時に緊急呼び出しだ。
「レイジさん、これって例の……」
「大規模侵攻だ」
「急いで準備してきます!」
大規模侵攻が来た。
つまり、トリオン兵が大量に来るということ。
複数のトリオン兵を相手にしなければならない。
ならベイオネットのインプットに使うのは……
炸裂弾が妥当だろう。
同じようなトリガー(ボム)はあるが、消費トリオンが高いので、消耗戦になるだろう今回は炸裂弾だ。
ベイオネットのインプットに関しては、自分でできるようにしているので、宇佐美先輩のPCと、近くにあったドライバーを借りた。
「準備よし!」
これから来る大規模侵攻に不安になりつつ、私は本部の命令で単独行動となった。
「レイジさん、鳥丸と小南先輩によろしくお伝えください!」
「あぁ、お前も気を付けろ」
私はチームメイトを迎えに車に乗り込んだレイジさんを見送りつつ、近くに出たトリオン兵の反応を追って走った。
16人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
名無しのしらゆき(プロフ) - 友人に編集を任されました。 奴は話を考えるだけなのと、基本シャイなので私が代わりに返信などを打ち込みます。 奴が返信した際は遠慮なく褒め潰してやってください。よろしくおねがいします。 (2021年2月15日 23時) (レス) id: 9ad50e2ee7 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:宗 x他1人 | 作成日時:2021年2月15日 23時