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12話【決着】 ページ13

3人はバラバラに天井のある場所へと逃げていく。
出水先輩は見えなくなったが、他2人はここからだと見える範囲にいる。

偶に窓から飛んでくる弾丸を避けつつ様子を見ていると、人型が駿のところへ飛んできて立ち塞がる。

ひとりひとり潰すつもりなのだろう。

助けに行きたいところではあるが、
今私の存在がバレると、3人がやられた場合に私までもが狙われると狙撃手がやりにくくなる。
それに、駿なら回くぐれると思う。
ベイオネットを構えつつ、動向を探る。

すると、駿が動いた。
消化器を切って相手の視界を奪いつつ、人型の片足を奪った。
その後攻撃をするが、それは防がれる。

駿は相手に吹き飛ばされ、地上へ押し出された。

「まあた飛びやがった、落とせ玉バカ梅干しバカ!」
「落としてください。だろ?追尾弾!」
「三馬鹿の仲間入りとかいやなんですけど!」

私も出水先輩に続いて空中の人型に向けてウエート弾を、相手の行動を制限させるように撃つ。
その時、狙撃手の弾が相手の飛行トリオンに命中した。
人型は落下していくが、荒船さんのいる方へ弾を撃つ。
荒船さんはすんでのところで逃げたが、弾が当たったようだ。トリオンが漏れている。

それと同時に出水先輩の方へも撃ち込んでくる。

そして、東さんがまわりのB級達に指示を送った。
その作戦に協力することにしよう。
今いる位置から移動して、建物で隠れつつひたすら相手を狙う。

人型は、囮の来馬先輩の方を狙ってきた。
それに合わせてビル内に居た米屋先輩が、人型狙って攻撃する。
それを知っていたかのように、相手は体をくるりと振り向いて、米屋先輩に銃口を構えた。
倒せると確信しているのだろう。
人型は勝利を確信した顔をしていた。

このままだと米屋先輩がやられる…………と考えたのだろう。
米屋先輩の槍先から、ガードが集中して張られた。

「フルガード!」

まわりも手を伸ばしシールドを張る。
全員のガードが相手の弾を弾き、米屋先輩が人型を貫いた。
心臓位置なので、配給機関は潰れるだろう。
相手のトリオン体は解けた。
米屋先輩と話しているようだが、そこそこ遠くにいるので何を話しているのかは分からない。

急に、何も無かった空間から米屋先輩に攻撃が来た。
が、無事に避けたようだ。
それと同時に人型の近くから空間が現れて、奴を回収していった。
黒い角……ブラックトリガー使いだ。
空間移動能力だろうか。


私は一旦の休息に、息を吐いた。

13話【つかの間の休息】→←11話【合流と開始】



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名無しのしらゆき(プロフ) - 友人に編集を任されました。 奴は話を考えるだけなのと、基本シャイなので私が代わりに返信などを打ち込みます。 奴が返信した際は遠慮なく褒め潰してやってください。よろしくおねがいします。 (2021年2月15日 23時) (レス) id: 9ad50e2ee7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: x他1人 | 作成日時:2021年2月15日 23時

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