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栄純「違うぞ奥村、いや違わないけど…」

御幸「ぶっちゃけお前らどうなの?付き合ってんの?まだ?」

栄純「あんたは黙っててくださいよ!あと…まだっす」

御幸「お前秋大からどんだけ経ってると思うんだよ…意外とヘタレなの?」









てっきり付き合ってるかと思ってたのに

まだ付き合ってないだなんて衝撃的すぎる

あんなに練習前とか、練習後とか、食堂とかで

お前ら夫婦か!と言いたくなるくらいのやり取りをしてるのに。









栄純「タイミングってもんがあるんすよ!」

御幸「ふーん…だから最近A悩んでたのか」

栄純「え!?悩んでた!?なんでそれもっと早く俺に教えてくれないんすか!」

御幸「嘘、悩んでたのは男子ってプレゼントなに貰ったら嬉しい?ってやつ」









プレゼントと聞いて

ピタッと動きが止まる栄純

しばらく何かを考えていたのだが考えるのをやめた瞬間








栄純「ま、まさか…Aは浮気を!?」

御幸「バーカ、もう少ししたら沢村誕生日だろ?それで悩んでたんだろきっと」

栄純「俺の…誕生日プレゼント…」

御幸(Aも大変だな、こんなバカだと)








キラキラ目を輝かせては

やっぱAかわいいな!とテンションが上がってる栄純

もうちょっと惚気たり自惚れてもバチは当たらないと思うが…。









栄純「まぁそうだな、付き合ったりはしてねぇぞ」

奥村「そうですか、別に先輩たちの恋愛事情なんて興味ないですけど」

栄純「じゃあなんで反応した!」

奥村「………先輩でよかったです、最近Aさんを狙ってる人、よく噂で聞くので」

「「は?」」








今度は野球部3大過保護トリオのうちの2人

御幸と栄純がぴくりと反応する

ちなみにもう1人は元3年生の亮介

彼は去年の3年生でAを狙うだのなんだのそういう話をしていた男子を片っ端から言葉でぶん殴ってたのだとか。









御幸「それ、ほんと?」

栄純「学年クラス名前は!?」

奥村「普通にそこら中に数え切れないくらいいますよ、サッカー部の人とか」

栄純「んだとこの野郎!!Aはぜーったい渡さんぞ!!」









分かりやすく怒る栄純と

その隣でふーん、と興味なさそうにしておきながら悪い笑みを浮かべてる御幸

この2人の前でAの変な話をしたらきっと…









奥村(この人たちを敵に回したら人生が終わると言ってもいい)

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作者名:ちあき | 作成日時:2020年10月26日 10時

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