嫁いだ先は【波羅夷空却】

嫁ぎ先9 ページ10

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『プリクラ、ですか』



空却さんからは程遠い単語が出てきてめちゃくちゃ驚いてる


なんで急にプリクラ





｢おぅ。あれ男だけだと入れねぇからなー。いっぺん撮ってみたかったんだよ｣



『そうなんですか...全然いいですけど...。』



｢確かあっちのゲーセンにあったよな。会計済まして行こうぜ｣





〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜




《準備が出来たら画面をタッチしてね！》





なんで私空却さんとプリクラ来てんだろ

てかポーズとかどうしよう





《まずは小顔ポーズ！》




いきなり小顔...

空却さんどうすんだろ




｢.......｣




やってるーーー！！！


画面真似してやってるー！！！





『.....ふふ』


｢なに笑ってんだよ！！｣


『いや、なんか可愛いなって』


｢つかお前もやれよ！！400円勿体ねぇだろ！！｣






〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜




『もう暗くなってきましたね』



｢おう、そうだな｣



時刻は18時

まだ冬も開けてないこの時期だと結構暗い




『じゃあ今日は解散しますか』


｢そうだな、お前ん家こっからどんぐらいかかんだ？｣


『...？30分くらいですかね』


｢送ってってやるよ。女1人じゃ危ないだろうしな｣






え、

なんか今日1日デートして思ったけど


この人見た目に反してめちゃくちゃ紳士だな







『...じゃあ、お言葉に甘えて』



｢おう｣

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