嫁いだ先は【波羅夷空却】

嫁ぎ先21 ページ22

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嫁ぎに来て2週間程経ち、まぁまぁ生活にも慣れてきた





空却さんは基本優しいし、前の生活に比べたら100倍楽しい


十四くんは週4ぐらいで来ていて、沢山話が出来て嬉しい




でも、まだ1度も天国さんには会っていない



弁護士って言ってたし、忙しいんだろうけど...

挨拶ぐらいしたいな...







｢A、買い物行くけどなんか買うもんあるか｣


『あ、じゃあ私も一緒に行きます。ご飯の材料買わなくちゃなんで』


｢おう。んじゃ準備してこい｣






〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



やって来たのは近所のスーパー


空却さんはガムを買いに来たらしい






｢今日何にすんだ？｣


『ん〜どうしますかね、、』






あ、豚肉が安いのか

今日は生姜焼きにしようかな


てことはあとはキャベツと...




『空却さん、ちょっと野菜のとこ行ってきますね』


｢ん｣






空却さんはガムの味で迷ってたみたいだから別行動にした

ほんとガム好きだなぁ





野菜コーナーはこの時間の割に人がいなかった

それ故に




黒と白のライダースにリーゼントというバチバチの格好をした人が物凄く目立っていた



すごい真剣にピーマン選んでる...


キャベツ、ピーマンの隣にあるんだけど




まぁしょうがないか

ちょっと時間置いてからまた見に...





｢おーいA、決まったかー｣





空却さん！！

助かった！空却さんに取ってきてもらおう！




『空却さん...実は...』


｢...あ？獄じゃねぇか。珍しいなこんなとこに居るなんて｣





え、獄？

獄って、天国 獄さん？






｢おぉ、しばらくぶりだな｣


｢ディビジョンラップバトルも近いんだしもっと寺に顔出せよなぁ｣





なるほど、あの人が


空却さんの知り合いって、個性が強い人ばっかだな...







｢最近忙しいんだよ。つかその子誰だ？｣



｢あぁ、こいつは...｣



『あっ、はじめまして。波羅夷Aと申します』



｢俺は天国獄だ。...しっかしまぁ、よくこんな可愛い子嫁に出来たな。お前｣




か、可愛いって言われた...？？？

そんなこと全然言われないから嬉しい、、






｢ヒャハハ、お前より先に既婚者になっちまったからって嫉妬すんなっつの！｣



｢あぁ！？ふざけんな！俺はいいんだよ別に！｣



『えぇと...あの...』



｢はぁ...悪い。俺はもうこれ買って帰るから。またな｣



『あ、はい！また今度いらして下さい！』


｢おう｣


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結構長くなっちゃいました

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