嫁いだ先は【波羅夷空却】

嫁ぎ先14 ページ15

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あの後は物凄くどたばたしてた

着物を買って家に帰り、お父さんに空却さんとの結婚を決めたことを伝えた

するとすぐにお父さんは色々な人に電話をかけ、報告して回っていた




次の日に空却さんのお父さんにも報告に行き、今後の事など色々話し合った


その中で、恋人から夫婦になる訳でもないから結婚式は身内だけでやりたいという話もした


空却さんのお父さんは快く承諾してくれて、その後にお父さんからも承諾を得て身内だけで結婚式を行った




そしていよいよ





今日から空却さんのお家で暮らします








〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜




｢ここがお前の部屋だ｣



空却さんに案内された部屋は6畳ぐらいの部屋で、1人用にはとても大きく感じた




『いいんですか？こんな大きい部屋』


｢おー。部屋だけはあるからな。あ、隣は拙僧の部屋な｣


『了解です』





荷物を置くと、一気にここに暮らすという実感が湧いてきた


...もうあんな家に住まなくていいんだ


ちょっと...ていうかめちゃくちゃ嬉しい





｢あ、あとあっちの部屋は...｣


『他にもあるんですか？』






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｢Aと拙僧の寝床｣



ふっと耳元で囁かれた








『わああああ！！くすぐったいからやめてくださいよ！！！』


｢ヒャハハハ！そんな逃げんなっての！｣


『ていうか寝る部屋一緒なんですか！！？』


｢そりゃあ夫婦だからなぁ。なんだ？変なことでも想像したのか？｣




ニヤニヤしながらそう言う空却さん


なんとなく腹立つなぁ...





『.....もし私の布団にもぐりこんだらお義父さんに聞こえる声で叫びますからね』



｢釣れねぇなぁ、つかいつかはするんだから叫ぶなよ｣



『そういうとこですよ！！』

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