若人よ、今こそ大志を抱くのだ ３【NARUTO】

その忍……第一試験は筆記試験【３】 ページ5

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『…イビキちゃーん！イズモちゃん、コテツちゃん！』




私が手を振ると三人揃ってそっぽを向き咳払いをした。あ、これ話しかけちゃダメだったやつ！！



イビキちゃんは気を取り直して音忍を指さして注意した。





「音隠れのおまえら！試験前に好き勝手やってんじゃねーぞコラ！いきなり失格にされてーのか！」

「すみませんねぇ…なんせ初めての受験で舞い上がってしまいまして… つい……」




ニマニマとしながら返す音忍のヤツら。私、あいつら好きになれんわ〜。舞い上がったからって人をいきなり攻撃するか！？




その後イビキちゃんに逆らうヤツらは即刻失格というお説教を聞き、試験についての説明が始まった。

ってかイビキちゃんキャラ違くね？いつももっと優しいよね？アイス買ってくれたじゃん、パーピコ食べたじゃん。





「これから中忍選抜の第一試験を始める。

座席番号の札を受け取りその指定通りの席につけ。その後、筆記試験(･･････)の用紙を配る」




ふーん、なるほど…なるほどね……


んん？？




「『ペッ…ペーパーテストォォォッ！？！？！？』」








──
─










逃げ出したい私はガックリと指定された席に座った。


傍に座る試験官を見るとイズモちゃんがいた。イズモちゃんは私と目が合うと、グッと親指を立て「がんばれ」と口パクで伝えてきた。



いやいや頑張れねぇぇぇええええ！！！




ガっと頭を抱えると隣に人の気配がした。それはキバだった。お前もバカ同盟組んだ仲だよな？な？





「ゆずき、お前顔色わりぃぞ」



『え？そんなに？』



「ああ。まあ、なるようになるだろ。な？赤丸？」

「きゃんっ！」




こいつの頭はお気楽だった。まあ、そーだよな！なるようになるよな！！うん……なるわけねぇだろっ！！

私の頭の悪さ、舐めんなよマジで！！キバとナルトと競うレベル。アカデミーの頃が懐かしく感じるぜ！イルカ先生悪い子でごめんねぇぇぇぇ！！！！！





はあああああ！！イズモちゃんとコテツちゃん…答え教えてくれないかな？教えてくれないよな。うん。

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