私は弱井トト子が大嫌いだ【おそ松さん】

２話 ページ3

締め切り日が過ぎて、平和な日の事であった。



私、南沢Aは不本意だがカラ松とショッピングに出かけていたのだ。


不本意だが((二回目))





カラ松「見てくれA、あのGirls達はカラ松Girlsだと思うのだがどう思う？」


『なんでそう思うの』





カラ松と外に出かけると、毎回言われるこの言葉に正直うんざりしていたところだった。





カラ松「まずその一、俺の方をチラチラ見てくる」


『気味悪がれてるんだよ！なんかイタい奴いんなーって！』





カラ松「その二、写真を撮られる」


『面白がられてるんだよ！「イタい奴はっけーん！」って！』


カラ松「そうなのか！？有り得ない！」


『あんたのその考えの方が有り得ないから！』





待って、私カラ松と一緒だとツッコミ役に回ってないか？


普通私がボケでしょう！？この役柄的に！！







カラ松「お、あれはトト子ちゃんではないか？」






その言葉に私の小っせぇ瞳が最大限まで見開かれた。


まぁ、取りあえずヤバいのだ。


私の心臓が。





『ちょ、ま、あの、ヤバイ。隠れさせて』


カラ松「え、あぁ、おぉ」




と言って、咄嗟にカラ松の後ろに隠れる。



私は、トト子ちゃんが好きでも現実的に会ってしまうと、

緊張しまくってしまい、穴という穴から血が噴き出すという病なのだ。





トト子「ん？あ、Aちゃん？なんか久しぶりだねー！！」


カラ松「あれ、俺完全無視な『ひ、ひひひひひ久しぶりだね、と、トトトトトト子ちゃん！』


トト子「･･･大丈夫？」


『ヘイ！！』




ヤバイ鼻血が鼻先まで･･･！

しかも私、『ヘイ！！』ってなんだよ『ヘイ！！』って！！




トト子「あ！もうトト子行かなきゃ！じゃあねAちゃん、またトト子の家遊び来てね！」


『は、ははははははい！行かせていくね！！』


トト子「なんか日本語おかしくなってるよ？(笑)じゃあばいばーい」


『ば、バイバーイ！』





助けて、ティッシュ頂戴。


もう目と鼻と口とお尻の穴から血が噴き出してんだよ！！！




『カラ松･･･ティッシュplease』


カラ松「大丈夫か、A！！今すぐこのティッシュで･･･！」




とか言って、自分のポケットからティッシュを出すカラ松。

いや、お前何なんだよ。


ティッシュ持参とか小学生じゃないんだから、女子じゃないんだから。


『ティッシュ持参松』かよおい。




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