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２４心算 ページ25
No side
陸上部の掛け声。
体育館からはバレーボールの跳ねる音。
今は絶賛部活中。
彼はソコに立っていた。
違和感を醸し出して、不自然を醸し出して。
不機嫌そうな目には強烈なサーブが映る。
その目を少し輝かせるとあからさまに拒否される。
その顔を見て頬をキュッと締め、声を上げる。
彼にはそれしか方法が思いつかなかったから。
「―――――――――――――――！！」
その大きな声に誰もが振り向く。肩を揺らす。
そしてその人は目を見開いた。
彼はただ、純粋にバレーが好きだった。
バレーをするためならなんでもした。
彼はただ、純粋にあの子が好きだった。
彼女を助けるためならなんでもした。
その真っ直ぐな思いがその人を動かす。
「……」
無言で近づいてきた彼等に背筋を伸ばす。
そして90度に腰を曲げ再度同じ言葉を叫ぶ。
彼等は顔を見合わせて、諦めたように息を吐く。
これで、彼は─────。
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ピノ(プロフ) - 新作おめでとうございます（＾_＾）！！！！！ つっきー！楽しみ！ (2017年1月26日 20時) (
レス) id: fd697664d4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：木戸 凛々 | 作成日時：2017年1月25日 18時
