出会いたくはなかった ページ4
あれから一年。
私は普通にすごした。
お母さんの小夜さん。
お父さんの零時さん。
暖かい二人のもとで、平凡にすごした。
ただ、前世の記憶がなくらい、成り代わりなんて姿で来てしまったのが
一番苦しい。
二人が優しければ優しいほど、苦しかった。
「今日から小学校入学ね」
嬉しそうに笑う小夜さんに、私は「うん」と笑って返した。
小学校なんていつぶりだろう、と思いながら。
楽しみという気持ちはあるが、少し嫌な予感がした。
それは、ここが『並盛町』だということだ。
そして、今日から通うことになるのは『並盛小学校』だ。
なにもなければいい。
ただの偶然なら、それでよかった。
教室に入ると、みんな緊張しているのか静かだった。
前後左右、誰がいるのか確認する。
机には名前の書いた紙が張ってあるので、誰がなんていう名前なのかは把握できる。
前は瀬戸という男の子。後ろは戸田という女の子。右隣は宮部という女の子。左隣は・・・。
左隣の名前をみて冷や汗がでた。
こんなことがあるはずがない。いや、あってはならない。
私が見ているのに気づいて、彼は不安そうな顔をする。
あぁ、なんてこった。
小動物のような気配の少年。
死ぬとき、願わなければよかった。
私はまた、自分を憎む。
彼の名は・・・沢田綱吉だった。
((できることなら出会いたくなかった))
((全て、私のせいなのだ))
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京夜(プロフ) - ネアレ殿さん» うわーっ！ありがとうございます！今はテスト週間という恐ろしい時期なので、更新が遅れそうですが、終わったら書いていきます！応援ありがとうございます(｀･ω･´) (2016年11月20日 9時) (
レス) id: 4b153081bb (このIDを非表示/違反報告)
ネアレ殿(プロフ) - 新作おめでとうございますヽ(*´∀｀)ノ作品更新無理をしない程度に頑張って下さい(`･ ω･´)ゞﾋﾞｼｯ!!応援してます(*⌒▽⌒*) (2016年11月20日 1時) (レス) id: c0475fe362 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：京夜 | 作成日時：2016年11月17日 19時
