見た景色 ページ3
目を開けると、そこに広がるのは幸福な景色。
暖かくて、優しくて。
なぜ、自分がここにいるのかが分からなかった。
「あら？起きたのね、終夜」
にっこりと微笑む女の人。
「おっ！起きたのか」
にかっと笑う男の人。
それは純粋な笑みで透明だった。
そして、私に向けられたものだった。
それに私はひどく困惑する。
なぜ、私にこんな幸福の景色が見えているのだろう。
しかも、目線が違う・・・？
ばっと手をみると、あまりにも小さくふっくらした手。
頬も触ってみると、もちもちしていてまるで幼い子供のようだった。
「終夜？どうしたの？」
女の人の声が聞こえるが、そんなことは今は大事ではない。
「かがみ・・・」
一言呟くと、あまりにも高い声だった。
「持ってくるわね」
そうして女の人はどこかに行き、戻ってきた。
「はいどうぞ」
それを受け取り、私は自分の顔を見る。
映し出されたその顔は、全く知らないものだった。
まるで自分が自分じゃないみたいで・・・
いや、自分じゃないのだ。
今は、だいたい５歳位だろうか？
多分、名前は終夜。
そして、目の前の人がお母さんとお父さんだろう。
あぁ、ごめんなさい。
終夜さん。
あなたが生きるはずだった時間を、私が奪ってしまった。
きっと幸福だろうこの人生を、私なんかが代わってしまった。
やっぱり生まれ変わっても、私は私を好きになんてなれなかった。
((ごめんなさい、ごめんなさい))
((全て、私のせいなのだ))
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京夜(プロフ) - ネアレ殿さん» うわーっ！ありがとうございます！今はテスト週間という恐ろしい時期なので、更新が遅れそうですが、終わったら書いていきます！応援ありがとうございます(｀･ω･´) (2016年11月20日 9時) (
レス) id: 4b153081bb (このIDを非表示/違反報告)
ネアレ殿(プロフ) - 新作おめでとうございますヽ(*´∀｀)ノ作品更新無理をしない程度に頑張って下さい(`･ ω･´)ゞﾋﾞｼｯ!!応援してます(*⌒▽⌒*) (2016年11月20日 1時) (レス) id: c0475fe362 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：京夜 | 作成日時：2016年11月17日 19時
