沖 田 と 土 方 【沖田総悟】

私が決心した日 ページ43

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十 『なぁ、A？総悟知らねェか？』

『部屋にいない？』

十 『…アイツまたサボりやがったな、』



…総悟、、

また、

葵乃さんのいる甘味屋に居るんだ。



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あの日、

葵乃さんに総悟のことを教えてと言われ

…教えたくないという思いとは反対に、


甘味屋に立ち寄ること、

サボリ魔だけど、

やるときはやること、


口からは、

どんどん総悟の情報が出ていった。



スーパーで買い物をした帰り、

甘味屋の前を通った。

…そしたら、、

葵乃さんがエプロンを付けて働いてた。



教えてしまった後悔、

総悟を取られそうな不安、



だけど、どうしようもできなくて。

知らないフリをして帰った、



総 『おい、ブタ、』

『誰がブタだって言うのよ！』

総 『え？どっからどう見てもブタでィ』



暴言と共に伸びてきた手には、

パックに詰められてた団子が入ってた


え？あの総悟が？私にくれるの？

…タバスコとかかけられてないよね？

ていうかこれ、、受け取っていいの？

私に差し出してんの？

それともただ単に見せつけてんの？



総 『早く取れよ、』

『え、あ、くれるの？』

総 『まぁな、でも勘違いすんな？俺の奢りじゃなくって、甘味屋からのプレゼントってことを。』



…言い換えればさ、

葵乃さんからの団子、でしょ？


…なんで総悟に優しくするの？

そんな可愛いことしてたらさ、、

総悟、、絶対に好きになるじゃん。



総 『ほら、早く取れよ』

『いらない、』

総 『…ぇ？A？』

『…総悟がもらったんだから総悟が食べなよ！！』



…なんで私、、

総悟に怒ってんだろう？

元を辿れば、

葵乃さんに情報を提供した私が原因だっていうのに…



…私も近付くことできるかな？

……葵乃さんみたいな可愛い人に。



メス豚とか言われるから、、

まずはダイエットからしなきゃ、


普段やらないメイクも勉強して、

ヘアアレンジもこれから頑張ろう、


…男みたいでさァ、

ってこれから言われないように、、

頑張ろう、、




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