沖 田 と 土 方 【沖田総悟】

こんな自分が嫌い ページ44

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十 『悪ぃがA、、総悟を迎えに…』

『いやだ！お兄ちゃんが行ってよ！総悟のなんもかんもを私に押し付けないで！』

十 『別に押し付けてなんかは…』

『副長なんでしょ？お兄ちゃんが総悟をしっかり指導すれば、いつもいつもこんなことにならないんじゃないの！？』



満足しない食生活を送ってるからか、

それとも、、

総悟と葵乃さんの距離が近くなってる気がするからか、



イライラしたり、、

不安な気持ちになることが…

多くなった。



…これじゃ、

みんなから嫌われちゃうよ…



『…ごめん、、忘れて、今の…』

十 『A？』

『ごめん、、行ってくる、』

十 『A！』



お兄ちゃんに手首を掴まれ、

“離して！！”

と言って体を動かすが、

お兄ちゃんの力には敵わない…



十 『Aっ！！』



いきなりの大きな声に、

ビクッと体が震える…


普段から怖いお兄ちゃんの目が、

…もっと鋭くなってる気がする、、



十 『…今日は休め、な？』

『……でも！』

十 『いいから休め。』



…怒った？

そんなの分からない、、

お兄ちゃんに怒られた経験が今までないから…


私がこんなに反抗したのも初めてで…


ピシャっと閉められた襖の音が

いつもより大きく聞こえた。



ごめん、

って謝りに行かなきゃ行けないのに…

足になかなか力が入らない…


力は出ないのに、

涙は出てくる…


泣き虫な自分がホントに嫌い。


やっとの思いで立ち上がり、

廊下に出て歩いてたら、、



ぐにゃり、、


空間が歪んで見えた。


慌てて手を付いた壁も…

あれ、？

2枚、3枚とある、？


フッと力が抜け、


私はその場に倒れ混んで…

意識を…失った……



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