沖 田 と 土 方 【沖田総悟】

ドスの効いた声 ページ19

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ケーキ食べ放題に、

軽くショッピングをして帰った。


少し暗くなってきたから、って、

銀さんが屯所まで送ってくれた。



『ただいま〜…』



静かに静かに、自分の部屋に進む。



誰にも見つかることなかった。

お妙ちゃんの着物から、

自分の着物に着替えて、



…総悟の部屋に向かう。



、、行くとき、悪いことしたから。

総悟の質問から逃げたから、

絶対に怒ってるでしょ、



そう思い、

ちゃんとお土産も買ってきたんだから。



『…そーご？いる？』



襖越しに声をかけてみるんだけど、

返事がない。


居ないのかな？

そう思って、

そーっと中を覗いてみたら…



『なによ、居るじゃん！』

総 『勝手に入ってくんなや、』

『…いつも私の部屋には勝手に入るくせに？』



理不尽だ。

…そしてやっぱり、、怒ってる。



『総悟、あのね？』

総 『…黙れ、』

『えっ？』



ドスの効いた低い声に、

ビクッと体が強張る。



『じゃあ、、これお土産おいとくから、』



不機嫌なときの総悟とは、

関わらないことがいちばん。


…私が総悟を余計に怒らせるから、


それに、

今回は私が悪いんだし。



そう言って部屋を出ようとすれば、

“待ちやがれ、”

と、再びドスの効いた声が響いた。




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