怖い、わかんない。 ページ20
.
総 『テメーどこ行ってたんでィ』
『あ、えっと…』
今日の朝の質問に逆戻り?
…終わったことは仕方ない。
総悟の質問に答えて行く。
『ターミナル近くのカフェだよ?』
総 『名前は?』
『カフェEDO…だったかな…?』
総 『誰と行ったんでィ?』
『……さっちゃん、って友達と。』
総 『そのさっちゃんって女?』
『……う、ん、』
なにこれ。
取り調べ?
妙な緊張感がはしる。
総 『知ってやすかィ?そのカフェ、今“カップルフェア”ってのやってて、ランチはカップルしか入れないらしいんだけど…?』
、、え、
そうだったの、?
総悟からの情報に
ぐうの音も出ない。
総 『テメー、女だと言ったよな?』
『……あ、う、ん?』
総 『オメーはレズか。』
…この際、もうレズでもいいです。
急に寒気がしてきた。
…逃げてしまおうか、
扉に手をかけた瞬間、
その手を総悟に掴まれ、
思いっきり床に叩きつけられる。
『痛っ……!?何すんの!?』
総 『それはコッチの台詞でィ!』
瞳孔が開き、
こっちに迫ってくる総悟が…怖い。
総 『見廻り中に見たんでさァ』
『……え、』
総 『テメーと旦那が一緒にカフェで食ってるところ。』
う、そ。
総悟に見られてたの!?
朝、一生懸命に考えたラスボスへの言い訳は全て…
水の泡になってた、っていうの…?
総 『旦那とカップルですかィ』
『そ、それは…いろいろあって……』
総 『いろいろ、ねェ』
怖い!怖い!!
…けど、なんで、、
旦那とランチに行っただけで、
こんなに総悟は怒ってるの…?
頭の中がゴチャゴチャだよ…
だけど、
次の瞬間…
唇に総悟の指が当てられた。
もの凄い力で、
唇をなぞる。
総 『旦那にキスされて…どんな気分?』
『キ、キス…?』
銀さんとキスなんか、、してない。
私の記憶に、キスなんてない。
『キスしてないよ?』
総 『そーやってまた隠すのか?』
『だから!これは本当に…っ!?』
総悟の唇が、
私の唇に重なった。
もう、パニックだ。
総悟は、
キスをしながら、
頭のお団子を崩す。
私のメイクも取ろうと、
ゴシゴシと、
隊服の袖で乱暴に擦られる、
『…っ!痛い!痛いよ!総悟!!』
総 『どんな気分だ?好きでもねー奴にキスされて』
わかんないよ、
…いろいろわかんないよ。
もう、、。
.
501人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「銀魂」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
沖田 颯 - すごくいいです。更新頑張ってください (2018年4月18日 15時) (レス) id: 3667ef296d (このIDを非表示/違反報告)
kaya(プロフ) - じゅ...充電がやばいです!この作品に惚れました!更新頑張って下さい! (2018年3月30日 23時) (レス) id: 504932b45f (このIDを非表示/違反報告)
なふこ - 沖田さん恋愛に関してはピュアなのか!!胸が痛いよぉおおおおおおおお! (2018年3月30日 11時) (レス) id: 5fec3ce495 (このIDを非表示/違反報告)
Lemon - 頑張ってください!更新楽しみにしてます! (2018年3月15日 16時) (レス) id: 750ef43570 (このIDを非表示/違反報告)
アリア - 読ませていただきました!すごく面白いです(*^_^*)更新頑張ってください! (2018年3月14日 16時) (レス) id: 65aef19a67 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:あー | 作成日時:2018年3月11日 8時