沖 田 と 土 方 【沖田総悟】

お兄ちゃんに似た人 ページ7

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『おばちゃん！いちごパフェ１つ！』



甘味屋ののれんを潜り、

ドカッっと、

窓際の席に座る。



早く来い来い、いちごパフェ。



？ 『Aチャン、荒れてんね〜(笑)』

『……あ、銀さん？』



声のする方を向けば、

銀髪、くるくるパーマの侍、

銀ちゃんが立っていた。



銀 『Aチャン、いちごパフェ食うの？』

『え、なんで分かったんですか！？』

銀 『そりゃあ、あんな馬鹿デカイ声で注文してからな。』



総悟のことでイライラしてたからだ。

……恥ずかしい。



銀 『それでさぁ？銀さんにぃ、一口分けてくれないかなぁ？って思って？』



なんだ、その、


甘えた声。

上目遣い。


でも、なんか銀さんが可愛く思えて…



『…もう、しょーがないなぁ(笑)』

銀 『やったー！Aチャンさんきゅ！』



いいよ。

そう、返事をした。



銀 『あーあ。なんでAチャンはニコチン野郎の妹なんだろう、』

『え？』

銀 『アイツとは性格真反対で優しいし、ちょー可愛いし。』

『なっ……！？銀さん！？』

銀 『ニコチン野郎が兄貴じゃなかったら、銀さんのお嫁さんにしたのになぁ〜』



…そんなにお兄ちゃんのことが嫌いか。


まあそうか。

銀さんとお兄ちゃんは会う度に喧嘩する


でも、この2人…

どことなく似てるんだよなぁ(笑)


だから、

銀さんのこと、

結構好きなんだよなぁ。



『お兄ちゃんじゃなかったらいいの？』

銀 『当たりめーだ。』

『えー？なんで？』

銀 『あいつを“義兄さん”と呼ぶのは御免こうむらァ』



銀さんらしいな、

お兄ちゃんだってきっと、


腐れ天パが“義弟”なんか認めねーよ！？


なんて言いそう(笑)



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