ドラコの限界オタクちゃん~3~【ハリーポッター】 (ページ30)

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♡♡♡

翌日の朝。いつも通り私は支度をしていた。

今日はハーフツインにしちゃお。

髪を縛ったあとにコテでくるんくるんに巻く。最後にいつもとは違うオイルをつけて完成。

鏡をみて状態確認する。うん、いい感じ。

『私かわいい～』

新しい髪型にテンション爆上がり。しかも最強にかわいい。これはあざといわ。

ハーマイオニーが起きてきて私の髪型をみると可愛いとべた褒めしてくれた。

大広間で朝ごはんを食べているとハリーとロンがやってきた。ハリーは私の隣に、ロンはハーマイオニーの隣に座った。

｢あれ、髪いつもと違うね｣

『あ、そう！ハーフツインにしてみた～』

｢まぁ、似合ってると思うよ｣

｢もっと素直に言えないの？｣

｢十分素直だよ！｣

また始まった。ロンとハーマイオニーの口喧嘩。

いい加減はやく付き合えよ。そして幸せになれ。

｢なんかいい匂いする｣

そんなロンとハーマイオニーをお構いなしに、くんくんと髪の匂いを嗅ぐハリー。

昨日のジョージといい君らはほんと積極的だね。

『いつもとは違うオイルつけてるの』

不思議そうに私のくるくるの髪を指に絡めて遊んでるハリーに微笑みながら言う。

なんか私の親友かわいいんだけど。

♡

1時間目のハッフルパフと合同の薬草学がおわり、次はスリザリンと合同の魔法生物飼育学だった。

ロンがスリザリンの悪口を言うのを聞き流しながらハグリッドの小屋に向かう。

｢おっはよー！｣

ハグリッドは私達を見付けるとにっこりした。

｢スリザリンを待ったほうがええ。あの子たちも、こいつを見逃したくはねえだろう……尻尾爆発スクリュートだ！｣

なんとまあ、どんな動物かわかりやすい名前ですこと。サソリみたいな見た目で、一言でいうならぐろい。

｢今孵ったばっかしだ。だから、おまえたちが自分で育てられるっちゅうわけだ！そいつをちいっとプロジェクトにしようと思っちょる！｣

まじか。ハグリッドってほんと個性的だよね。こんなにぐろい動物でも好きになるなんて。

ハグリッドになんて声をかけたらいいか分からず、私達は目を合わせた。

｢なぜ我々がそんなのを育てなきゃならないんだ｣

私の大好きな声が聞こえた。振り返るとクラッブとゴイルをバックに歩いてくる。

目が合うとドラコは目を開いて固まってしまった。なんか会う度に固まってない？

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