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互いの異能力 ページ8

「はい、コーヒー二つ」


「ありがとう」


「ありがとうございます」







あの後本来の目的だった珈琲豆を買い、お店に戻ってきた



お願いした覚えのないものを買ってきたせいで、最初は驚いていたがとても喜んでくれた






「単刀直入に聞くよ」




珈琲を一口すすってすぐにそう言った




「君は異能力者だね?」


「はい」





もう嘘はつけない


躊躇いなく答えた






「実は私も異能を持っていてね。あの時私がAちゃんに触れた途端、君の異能が解けただろう」





そういえばそうだ


あの時私は異能で人形を操り、芥川を本気で倒そうとしていた









はずなのに









太宰さんがきてすぐ…否、私の肩に触れてすぐそれは消えたのだ








予想される異能としては









「異能を無効化する異能…?」








私の考えを呟くと、太宰さんは驚いたような顔をした





「ご名答。それじゃあ私も君の異能力を当ててみせよう」








彼は得意げに笑った


自分が導き出した答えに確信しているのだろう








「自分と全く同じ姿、持ち物を持つ人形のようなコピーを作る異能力だ。どう?当たってる?」







驚いた



いつから私と芥川のやり取りを見ていたのか分からないが


少なくとも気配を感じなかった以上、そこまで長くはいなかったはず








それなのに完璧な答えを出すなんて









単なる変人だと思っていたけど


これからは少し気をつける必要がありそうだ

誘い→←驚き



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カカオ(プロフ) - Seaさん» 褒めてもらってすごく嬉しいです!カトレアは花のほうですよw醤油…考えたこともありませんでしたw (2018年2月16日 23時) (レス) id: fdcd433a9e (このIDを非表示/違反報告)
Sea - めっちゃ面白いです!続きが気になる…!あと作品と関係ないですがカトレアさんのカトレアってあの醤油のカトレアですか?← (2018年2月16日 21時) (レス) id: c676ee4e9b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:カトレア | 作成日時:2018年1月14日 21時

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