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13話 ページ14

『名は芥川龍之介……黒社会の中心とも言えるポートマフィアと言う組織の狛で異能力が殺戮に特化した残忍な異能力だからここ武装探偵社でもなかなか手に負えない男……』

国木田「!」

まな「えっ……」

太宰「へぇ、よく知ってるねぇ……君達、ここの地理には詳しくないんだろう?」

『えぇ、私の知り合いもこっちに来ていたらしくて、この子達が寝静まった時に出歩いていたら出会ってね、その時に忠告してもらったの』

鬼太郎「……その知り合いって……」

鬼太郎が驚いたような顔でこちらを見る

ので私はにこりと笑みを浮かべた

猫娘「まさかっ…!」

まな「へ?え…!?」

『そのまさか、ねずみ男よ』

鬼太郎・猫娘「ええええ!?」

まな「ねずみ男さんも来てたんだ……」

国木田「ねずみ男?なんだそのいかにも汚らしそうな名前の男は」

鬼太郎「ねずみ男、彼は半妖怪で人間界の情報も僕達妖怪の世界の情報にも強い」

猫娘「変に物知りなのよ」

『それで世渡り上手』

目玉おやじ「ほう、あやつも来ていたとはのぅ……それじゃぁ、ねずみ男の情報じゃな?」

『えぇ』

国木田「!しかし、どうやってそこまでの情報をこの短期間で得ることが出来るんだ!」

『どうせ、上手くやったんでしょうね……あいつの事だから』←

目玉おやじ「相変わらずねずみ男には冷たいのぅ」

『そうかしら?』

またまた少し遡ってみよう

これは敦くん(虎だった)と色々あって職住を手に入れて鬼太郎達が寝た頃のお話









はぁ……この先やって行けるかしら……

夜遅く、鬼太郎達が寝静まった頃、

気分転換がしたくて外に出た

その時の私は見た目以上、言動以上に酷く動揺し、そして恐れていた

親父さんは私より歳上で博識だけど、あんな体だし

鬼太郎は強いとはいえまだまだ子供で人間の世のことはそんなに詳しくない

猫娘はやっぱり強いがやっぱり女の子だし

まなちゃんは論外

普通の人間の女の子だからなんの力も持ってないし

少し力を入れただけで怪我をしてしまう

とてもか弱い人間の女の子である

私もそれなりに長く生きてそれでいて強くはあるが鬼太郎程ではないし、親父さんほど博識では無い

しかし、この中で唯一、幽霊族より治癒力が高く不死なのは私だけで、いくら博識な親父さんでもここの世界では頼れる知識がそれなりに減るだろう

鬼太郎も鬼太郎で人間相手で実力行使はなかなか出来ない

あの子はなんだかんだ言いながら心の優しい子なのだ

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作者名:銀岬 x他1人 | 作成日時:2018年11月29日 0時

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