6話 ページ7
太宰「それにしても、遅かったね、虎は捕まえたよ」
そうして少年を指さす太宰と呼ばれた彼
国木田「!その小僧……」
何やら会話が始まったのでまなちゃんの様子を見ていればふと鬼太郎が先ほどから静かなのに気づき見てみれば何やら考え事をしていた
『鬼太郎?』
猫娘「さっきからその調子なの」
『……そう』
鬼太郎の頬をぷにぷにとつつく
鬼太郎「……」
しかし、反応は無し
また頬をぷにぷにとつついていると今度はまなちゃんも反対の頬をぷにぷにとつつき始めていた
それを見ている猫娘はぷっと笑っている
鬼太郎の頬をぷにぷに大会←
すると不意に鬼太郎の腕が鬼太郎の頬をぷにぷにとつついていた私とまなちゃんの腕をぱしっと掴む
鬼太郎「さっきからなんなの……」
まな「鬼太郎がさっきから黙ってるからだよう!」
鬼太郎「えぇ?」
するといきなり「はぁぁぁぁ!?」と叫び声が響いて皆肩が跳ねる、親父さんはぴょんっと跳ねていた←
乱歩「それで?そこの人達は?」
太宰「あぁ……私が巻き込んでしまった一般人の方ですよ」
乱歩「一般人、ねぇ……」
『ふふ、私達一般人を巻き込んでしまったことを許す代わりにお願いしたい事があります』
そう言えば人差し指を口元に持ってきてにこりと笑う
猫娘「そうね、こっちは子供が2人も巻き込まれてる、断られたら……そうね、訴えるか何かしようかしら」
猫娘も加担してきた
どうやら私の考えが分かるらしい
国木田「お願いしたい事……とは?」
『私達に家と職場、用意してくださいません?』
乱歩「へぇ……」
『例えば……職場は武装探偵社……家は、社員寮……とか』
乱歩「いいだろう!僕から社長に話しておいてあげるよ!」
与謝野「乱歩さん、だけど……」
乱歩「大丈夫大丈夫、彼らは僕らには害は成さない……よっぽどの事があって彼らを怒らせない限りは、ね」
国木田「は、はぁ……」
乱歩「じゃあ決まりー!かいさーん」
そう言えば散っていく彼ら
まな「……」
まなちゃんが暗い顔をする
猫娘「……怖い?」
まな「少し、ほんの少しだけ」
目玉おやじ「そうじゃな……まなちゃんは普通の人間の女の子じゃ……ワシらのような力は無い」
『けど』
鬼太郎「まなの事はこれからも僕らが守る、それでいいだろう?」
そう言えば皆でまなの事を見る
まな「これから、お願いします!」
そう言えばまなちゃんが頭を勢いよく下げたので何だか面白くて皆で笑った
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作者名:銀岬 x他1人 | 作成日時:2018年11月29日 0時