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「Aちゃん、もしかしてお邪魔しちゃった?」
紡姉さんがぱっと離れて私を心配そうに見つめる。
そんなことはない、と私は首を横に振る。
『あ、そうだ紡姉さん。
アイドリッシュセブンってとこの寮わかる?』
私がそういうと彼女はえっ、と目を見開いた。
なにかまずいことでも言ったかな。
「アイドリッシュセブンに何か用があるの?」
…質問に質問で返された。
『えっと、大和さん?って人にこの前の夜家まで送ってもらって、それで』
私がそこまで言うとあっ!と彼女は叫んだ。
「この前の撮影のときに言ってた助けた女の子ってAちゃんのこと?!」
多分、そう。うん、と首を縦に振る。
そしたら手をがしっと掴まれどこかへと連れて行かれた。
『ちょ、何処に行くのっ』
そう聞いても彼女はまぁまぁ、と言いながら私の手を引いていく。
何をしても離してくれそうにないので諦めて引っ張られてる。
そして着いたのはマンションのような場所だった。
『あの、此処は?』
「ここがアイドリッシュセブンの寮だよ」
両手をばっと広げてそういう彼女に私の頭の仲ははてなで沢山だった。
「私ね、アイドリッシュセブンのマネージャーしてるの。
無理やり連れてきてごめんね。でも用事あったんだよね」
色々な情報が一度に頭に入ってきて混乱している私に、紡姉さんはニコニコ笑っている。
でもまぁ目的地にはたどり着けたし姉さんにも会えたし一石二鳥…なのかな。
なんてひとりでもんもんと考えていたら紡姉さんが私の手をぐいぐいと引っ張る。
「取り敢えず今はみんなオフでお出かけしてたりするはずだから中に入ろうか」
私なんかの一般人が入ってもいいのかな、だなんて思いながらも引っ張られるがままに寮に入っていく。
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美香虎(プロフ) - 夢花(仮垢)さん» お返事が遅れて大変申し訳ございません。優しいお言葉、ありがとうございます。 (2018年9月17日 19時) (レス) id: dccbcf0598 (このIDを非表示/違反報告)
夢花(仮垢) - 夢主ちゃんがみんなと一緒に幸せになれますように。本当の“しあわせ”に触れられますように。 (2018年8月6日 2時) (レス) id: 1ce7d18474 (このIDを非表示/違反報告)
美香虎(プロフ) - 湖@清光可愛い鯰尾君可愛い亀ちゃん大好き!!!さん» 返信が遅くなり申し訳ございません。嬉しいコメントありがとうございます!気の向いたとき更新なので3ヶ月に一度くらいの更新ですがどうぞよろしくお願いします (2018年6月5日 21時) (レス) id: dccbcf0598 (このIDを非表示/違反報告)
湖@清光可愛い鯰尾君可愛い亀ちゃん大好き!!! - 凄く面白いです!あんスタとアイナナの小説意外とないのでこの作品を見付けた時凄く嬉しかったです!迚面白いので更新頑張って下さい!応援しております!では。^ ^! (2018年5月5日 13時) (レス) id: 073b3b6cdc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:美香 | 作成日時:2017年7月23日 22時