episode.46 ページ46
◇貴方side
ゼン・俊「「A様ッッッ!!!!」」
「あ………さっきはごめん、強引に借りちゃって………」
俊「いッいえッ!!」
ゼン「ッ………」
「そんな顔しないで、大丈夫だから」
白瑛「外交官殿、先程はこちらの神官殿が大変ご迷惑をおかけいたしまいました。どうか謝らせてください、申し訳ございませんでした」
「い、いえ、皇女様………」
白瑛「あ、あぁ、まだ名乗っていませんでしたね。私は、煌帝国第一皇女の練白瑛です。白瑛、とお呼びください」
「凜民王国外交官の魏Aです………このような姿で申し訳ございません…………」
白瑛「大丈夫ですよ、さぁ行きましょう」
そうして、私達は部屋に戻った。一人で着替えられますと言ったはずが、紅炎殿が待っているからとぱっぱと着替えさせられてしまって。書斎へ連れていかれてしまった。
紅炎「いいか、極力ここにいろ」
「あの、」
また何かあるかもしれんからな、そう言いながら書斎を開きトラン語と英語の勉強が始まった。
「(まさか、こんなことになるは……………………)」
あそこで、金属器を使うべきだっただろうか。嗅ぎまわっているからと私がダンジョン攻略者だと隠してはいたけれど、アル・サーメンにはすでに気付かれていたわけで。
「………………」
紅炎「こんな時に考え事か」
「え?あ、申し訳ございません………;」
紅炎「…………」
紅炎様は、私が金属器使いだとジュダルが行った事に触れてこない。気を使っているのだろうか、いや、ただ単に興味がない…………?でも、探してるはず。分からん。
紅炎「……………………………やめだ」
「へ?」
紅炎「お前が上の空だからだろう、つまらん」
「あ、すみません…………;」
隣で溜息をついた紅炎様。本当に申し訳ない。
紅炎「何か話せ」
「へ?」
紅炎「お前の国の事でいい、何か話せ」
「なにか、と言われましても…………;」
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ゆきな☆(プロフ) - アメジストさん» 初めまして、コメントありがとうございます。とても嬉しいです!これからも更新頑張ります! (2021年1月17日 7時) (レス) id: eaaa1b941d (このIDを非表示/違反報告)
アメジスト(プロフ) - はじめまして!(^^) 面白くて一話を読んだ瞬間、星10を押して、お気に入りに登録してしまいました。w これからも応援してます!更新頑張って下さい! (2021年1月17日 2時) (レス) id: d53da3229c (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな☆(プロフ) - しゅーがさん» コメントありがとうございます!嬉しいです!頑張ります! (2021年1月14日 13時) (レス) id: eaaa1b941d (このIDを非表示/違反報告)
しゅーが - マギ大好きなので本当に嬉しいです!これからも応援してます! (2021年1月13日 21時) (レス) id: 836c6276bd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆきな☆ | 作成日時:2020年12月22日 20時