episode.29 ページ29
◇貴方side
?「パンのお姉さん!!」
ゼンにお願いをしてから、私はスラム街にやってきた。すると、パンを配った私を覚えていてくれたらしい、人がどんどん集まってきて。
「こんにちは、皆さん大丈夫ですか?」
?「えっと………」
「…………そう、ごめんさいね。それで、皆さんにお願いしたことがあるんです」
?「お願い…………?」
?「なん、でしょうか…………?」
「今すぐ、避難して欲しい」
これから、クーデターが起きる。けが人や、死傷者まで出ることは分かっている。だからその前に、皆を安全な所に避難させなければ。
「皆を呼んでほしいんです、避難場所は用意しています。お願いしてもいいですか?」
?「は!はい!」
?「皆に言ってくる!!」
そうして、集まってくれた人たちはいそいそと四方にばらけていって。よかった、余所者の話なんて聞くかって突っぱねられてしまうかもしれないと思ってはいたけれど、これなら、被害が広がらないだろう。
「さぁ、次は…………ッッッ!?!?」
遠くから聞こえてくる、国民の叫び声。そして、アリババの金属器であろう炎の柱が上がった。
「チッ、始まったか………」
ゼン「A様ッ!!!!!!!」
私の名を呼ぶゼンの声が聞こえてきた。
ゼン「これっすか!!」
彼が持っていた袋を確認。中には、以前見たことのある装飾品が7つ入っていた。これはすべて、あの七海の葉王(←)であるシンドバッド王の金属器だ。
「さ、これを全部シンドバッド王に持っていって」
ゼン「分かりました!!!」
これで大丈夫、次は………………
.
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ゆきな☆(プロフ) - アメジストさん» 初めまして、コメントありがとうございます。とても嬉しいです!これからも更新頑張ります! (2021年1月17日 7時) (レス) id: eaaa1b941d (このIDを非表示/違反報告)
アメジスト(プロフ) - はじめまして!(^^) 面白くて一話を読んだ瞬間、星10を押して、お気に入りに登録してしまいました。w これからも応援してます!更新頑張って下さい! (2021年1月17日 2時) (レス) id: d53da3229c (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな☆(プロフ) - しゅーがさん» コメントありがとうございます!嬉しいです!頑張ります! (2021年1月14日 13時) (レス) id: eaaa1b941d (このIDを非表示/違反報告)
しゅーが - マギ大好きなので本当に嬉しいです!これからも応援してます! (2021年1月13日 21時) (レス) id: 836c6276bd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆきな☆ | 作成日時:2020年12月22日 20時