episode.16 ページ16
◇貴方side
「海か…………」
与えられた部屋のバルコニーに出て海を見た。久しぶりのこの光景。
睡蓮『懐かしいか』
「そうね、凜民は海に面してないから………でも、こう見てみると日本を思い出すよ」
ここにきて二年か。結構経ったな。
「……………………綺麗」
月に照らされて見える。それがすごく綺麗だ。
？「貴方の方がお綺麗ですよ」
「……………………；？？」
シン「やぁ、さっきぶりだね」
ちょっと待て、どこから来たこいつ。てか、日本とか言っちゃったし睡蓮とも話しちゃったし。聞かれちゃったか？
シン「話し声が聞こえたんだが………」
「ただの独り言ですよ。海が珍しくて、見ていたんです」
シン「そうだったか」
ちょっと、近づかないでよ。って、
シン「うん、こっちの方がいい」
いきなり手が伸びてきたかと思うと、髪に刺さっていたガラスの簪を外されてしまって。纏めていた長い髪が解けてしまった。多分これだけで、世の中の女性は堕ちるのだろうな。
そうして彼は、髪を一束持ち上げて口付けた。
シン「目を惹かれるほど美しい君に、今日、出会えた事が奇跡かと思うくらい嬉しいよ」
え、顔近いんですけど。色仕掛け？ハニトラ？ってか、顔が漫画とかアニメで見るよりハイクオリティーで素晴らしい。
「私も、この豊かな国を作り上げ、国民の皆様を笑顔にする事が出来る素敵な王様に出会えて嬉しく思います」
シン「………………へぇ」
おや、色仕掛けが効かないと気が付いたな？残念、私が一番好きなシン様は全身魔装した時なんだなぁ。←
「もう遅い時間です、自室に戻られては？」
シン「そうだな、そうするとしよう。君は手強いようだ」
「それは光栄です」
.
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ゆきな☆(プロフ) - アメジストさん» 初めまして、コメントありがとうございます。とても嬉しいです！これからも更新頑張ります！ (2021年1月17日 7時) (
レス) id: eaaa1b941d (このIDを非表示/違反報告)
アメジスト(プロフ) - はじめまして！(^^) 面白くて一話を読んだ瞬間、星10を押して、お気に入りに登録してしまいました。w これからも応援してます！更新頑張って下さい！ (2021年1月17日 2時) (レス) id: d53da3229c (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな☆(プロフ) - しゅーがさん» コメントありがとうございます！嬉しいです！頑張ります！ (2021年1月14日 13時) (レス) id: eaaa1b941d (このIDを非表示/違反報告)
しゅーが - マギ大好きなので本当に嬉しいです！これからも応援してます！ (2021年1月13日 21時) (レス) id: 836c6276bd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆきな☆
| 作成日時：2020年12月22日 20時
