【マギ】その異世界トリップ者、最強なり。

episode.2 ページ2

◇貴方side



目が覚めた。


意識が戻った。


いや、意識が飛んでいた事に気が付いた。


そして、あり得ない景色が広がっていて。


回りには、金、金、金。


まるで、宝物庫………………


………………………………ん？宝物庫…………？？？




？『やっと目が覚めたか』




んんんんんんんん；？？？


目の前に、私の知っている、けど、夢みたいな、そんなものが私に話しかけている。


頬を抓った…………痛い。




睡蓮『夢ではないぞぃ。童は睡蓮、寵愛と蓋世(がいせい)のジンじゃ』




「……………え、ジン…………え、マギ……………；！？」




睡蓮『ほぅ、マギを知っとるのか。それなら話が早い。お主は、童が呼んだのじゃ』




「…………え、何で」




睡蓮『ただの暇つぶしじゃ』




「…………………………………………………は？」




睡蓮『ずぅーっとここにいては退屈していてのぅ、じゃからお主を呼んだのじゃ。どうせ、あの世に送られる魂だったからのぅ』




「あの、世……………；？」




睡蓮『なんじゃ、覚えとらんのか。おぬし、元居た世界で交通事故で死んでおるぞ』




う、そ……………




睡蓮『じゃから、あの世に送られる前に拾ったのじゃ。おぬしはまだ26年しか生きとらんからな、おぬしにとっても良かったじゃろう。感謝してもらいたいのぅ』




「………………………暇つぶしって、ずっとここにいろって？」




睡蓮『な訳なかろう。おぬしに用意された選択肢は二つ。一つは、このままあの世に進む。もう一つは、童ともう一つの世界で共に生きる。さぁ、選べ』




「もう一つの、世界；？？？」




睡蓮『なんじゃ、頭が悪いのぅ。おぬしが自身で言っただろう、マギじゃ』




頭が…………って、


「え…………？」




.

episode.3→←episode.1

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す