第百八十七夜 ページ40
◇貴方side
「…………………腰痛い」
神田「お前が悪い」
ベッドに座っていたユウの目線がグッサグッサ刺さってきたから掛け布団を目の下まで被って彼に目線を返した。
「ユウのバカ」
神田「バカはそっちだろ」
何も言い返せない。
なにか言い返せないか、そう考えていると、
ぐぅぅぅぅぅ。
神田「は？」
「…………//////////」
腹の虫が。恥ずかしい………//////////
神田「………動けるか」
「無理です………」
神田「…………………はぁ、待ってろ」
「お願いします……」
下だけ履いてたユウは下に落ちてたシャツを着て出ていった。
私も痛みと戦いながら起きあがって下に散乱している服を着て、またベッドに寝転んだ。
「なんか、気が抜けた」
あれからずっとルベリエ長官からの圧力で気が張ってて、それからノアに捕まって、
けど、ここに帰ってこれて安心してる。
それだけ、私の中でのホームは大きな存在だったんだ。
だから、守りたい。
絶対に、皆で生き残るんだ。
そんな事を考えてると、ドアが開いてこの部屋の持ち主が帰ってきた。
普通の大きさのトレーと、大きなトレーを持って。
「あ、ごめん重かった？」
神田「別に」
そうぶっきらぼうに返してきて目の前にある机に置いてくれた。
「…………………ねぇ、これユウのチョイス？」
神田「ジェリーチョイス」
「ｯ！？」
トレーに乗っていたのは、サラダとプリンとフルーツ盛り合わせといろいろなおかず、そして、兄さん特製のカレー。
私の、大好きな兄さんのカレー。
「兄、さん………」
小さい頃から兄さんはカレーばっかり作ってくれて。
まぁインド人だからカレーは毎日だと思うんだけどね。
でも、それでも飽きないくらい兄さんのカレーは美味しかった。
だから自分でもご飯にカレーをいつも頼んでた。
どっかの誰かさんと同じね。
前に作らせてもらって美味しいって言ってもらえて嬉しかったけれど、けれどやっぱり兄さんのカレーが好き。
「そっか、ありがと」
神田「あとで連れてってやるから、冷める前に食べろ」
「うんっ！」
いろいろバタバタしてて行けなかったけれど、食べ終わったらちゃんと兄さんにただいまって言わなきゃ。
.
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ゆきな☆(プロフ) - レーナさん» ありがとうございます( ´ ` *)更新遅くなってしまってますが頑張ります(*^^*) (2020年2月24日 20時) (
レス) id: eaaa1b941d (このIDを非表示/違反報告)
レーナ - 続き見たいのです！頑張れんこん！ゆきな☆様！ (2020年2月24日 20時) (レス) id: c89295cbe6 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな☆(プロフ) - ナナさん» ありがとうございます( ´ ` *) (2020年2月17日 8時) (レス) id: eaaa1b941d (このIDを非表示/違反報告)
ナナ - 凄く面白いです！ (2020年2月17日 0時) (レス) id: c9731af75b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆきな☆
| 作成日時：2020年1月26日 17時
