【D.Gray-man】働く副料理長さん！！よんっ☆

第百六十六夜 ページ19

◇貴方side



あれから、方舟の中のある一室に連れてこられた。


ティキ「大人しくしててね、Aちゃん♪」


鍵をかけられ、イノセンスを使っても破壊できなかった。


どうしたら、いいの。


みんなは、あれからどうなったの？


みんな、ノアの襲撃で怪我をしていた。


亡くなった人もいた。


他の場所にいたエクソシスト達は大丈夫だったろうか。


アレン君は、大丈夫だろうか。


ノアみたいに、肌が変わってた。


アレン君の内のノアが呼び起こされたって、言ってたっけ。


でも、大丈夫だろう。そう信じたい。


ユウとアルマは、大丈夫だろうか。


ルベリエ長官がアレン君に強引にゲートを開かせて見つかってないだろうか。


いや、コナン君は何があっても開かない。


二人を、教団に見つけさせたりしない。


「………………………はぁ、何やってんだろ。私………」


ノアに捕まって、変なこと言われて動揺して、こんな所に閉じこめられて。


「本当、だったのかな………」


ハートに近い存在、なんて。


どういう意味よ……………


私は、腰についている袋に入っている水晶をてにとり抱きしめた。


「おかあ、さんｯ……………」


もしお母さんなら、こんな時どうするのかな。


どうすれば、この状況を打破できたのかな。


教団に、帰りたい。


あ、でも戻っても質問攻めされそう。


ルベリエ長官ならやりそう。


知らないって言っても。


「はぁ、どうしたらいいのぉ……………」


わっかんないよ、ユウ…………………


「バイバイしたのに、こんなに会いたくなっちゃうなんて…………駄目だなぁ………………」








.

第百六十七夜→←第百六十五夜

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す