願い

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エリアーヌが見つめる方を見てみるとテーブルの端に座って縮こまっているセザールがいた

「セザール大丈夫？体調悪い？」

「あぁ、アーヤとエリアーヌ！いや朝ごはん食べたらすぐ手術の準備に入るから憂鬱で…」

あぁすっかり自信をなくしてる…

「セザール…元気出して、私のプリンあげようか？」

エリアーヌはなんて優しいんだ

「エリアーヌはプリン好きでしょ、私のをあげるよ！」
「彩…！」

(僕がプリンそこまで好きじゃないとは言えない…)

「あ、ありがとう」
「でも食欲もなくて…９時から準備だからもう行くね」

ふらついた足取りで食堂を出ていった
ほんとに大丈夫かな…

「手術は11時からだっけ？食べたら応援に行こうね！」

そのあとエリアーヌはあまりのプリンを3つも食べていた
意外と大食いなんだなぁ


ｰセザールの病室ｰ


「セザール！応援に来たよ！」

もうこの世の終わりのような顔をしたセザールがベットに寝ていた

「サーヤ？エルアーヌ？」

「これは重症かも…」

「まだ麻酔は入れてないんじゃがね…」
「ごめんけど、もう少ししたら部屋から出てね〜」

セザール大丈夫かな？この感じだと…いや、セザールを信じよう、！

「セザール聞こえる？」
「私たち買い物行ったときお土産買ってきたから、生きて帰ってきてね！」
「絶対だよ！」

「う、うん僕頑張るね！」

それからはすごく長く感じた
手術朝方までかかったらしい
私もエリアーヌもセザールを待っていたけど、眠気には耐えられなかった

「ん？もう朝！エリアーヌ起きて！」

「あぁ、2人とも起きた？」

隣にはベアがいた

「セザールの手術どうなったんですか？！」
「隣の部屋で眠ってるわよ」

私は急いで部屋をでた

「セザール！」
「セザール大丈夫だったの？」

ベットに横になってるセザールがいた

「成功したみたいだね！」
「よかった！よかった！よかった！」

エリアーヌはしばらくよかった！しか言わなくなってしまった

「ほんと成功してよかったよ！」
「私も治療頑張らなきゃ！」
「次の手術はエリかも…」

それから数週間はセザールは安静にいなきゃいけないのでなんだか静かな日々が続いた








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3話も書いちゃいました
もうそろそろアーヤも日本に戻したいところですが…
どうにも話が長引いてしまう、！
これからも頑張ります

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