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「花開院はイタズラ大魔王で、本家で…」
「真反対の人間だって?」
「いや…本家っていうプレッシャーあるのにそれに押し潰されないで、天才じゃないって努力怠らないで…すごい、強いヤツだと思います」
それ以外には…考えたくない。考えたらダメな気がする。
「まぁーまだ若いし、まだ時間あるわけだ!ゆっくり考えなよ!」
ワシャワシャと私の頭を撫でるとお茶持ってくるね、と言ってその場を立った。
あ、雀が寄ってきた。冬だから丸い。かわいい。
「あんたーーー!!!」
あ、飛んでいっちゃった…というかめんどくさい人来た…
ちら、と視線を横に向けるといかにも怒ってます、と言った同い年の分家の娘がいた。
「花開院の息子に告白されたってどういう事よ!!」
ドスドスと足音を荒らげて近寄ってきたかと思えば胸ぐらを掴まれた。いやまて告白はまだだ。
「ま、まだ告白はされてないです」
「そんなの後か先かの話でしょ!?私が狙ってたの!!邪魔しないで!!」
そんな事言われても…と思っても口に出さず、でも苦手な部類に入る人なので素直にハイというのも気に食わない。とりあえず謝ってしましておこ。
「謝って済む問題じゃない!はいって言いなさい!」
「うぅん…」
「yes か ハイ どっちか」
一択じゃねぇか、と心の中で突っ込む。
呆れが顔に出ていたようで掴まれていた胸ぐらを思いっきり引っ張られ立ち上がらされた。やーいゴリラー(特大ブーメラン)
「花開院竜二は、私のモノよ」
「花開院はモノではないですよ」
「養子が口出さないで」
「モノ扱いするようならお付き合いするのは反対させていただきます」
身長的に上目遣いになってしまっているが充分睨みを利かせている。その証拠に少し娘さんはたじろいだ。
「そんな目に見えて地位しか見えてない人と同級生、付き合って欲しくない」
「あ、あんたが口出せる事じゃないでしょ」
「花開院の同級生として口出してます。あんた推薦するなら広瀬さん全力推薦するわ」
黙れ!という声と頬への衝撃は同時に来た。やーい反撃できないからって手出したーやーいお前の父ちゃんイケメンー
その後若に泣きついた娘さん。ことの成り行きを説明するのも面倒で私は一切口を出さなかったら1ヶ月本家の敷居を跨ぐなと言われたよ✩でもちょっとスッキリしたから結果オーライかな✩
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福永ふたば(山きりん)(プロフ) - 爽藾さん» コメントありがとうございます!お待たせてしてしまい申し訳ありません...纏めている最中なのではありますがリアルが忙しく中々まとめきれていない状況です。ですが待っている方がいると分かったので早めに番外編も作っていきたいと思います。お待ち頂けたら幸いです (2018年10月9日 17時) (レス) id: b99f0074da (このIDを非表示/違反報告)
福永ふたば(山きりん)(プロフ) - 森田菜々子さん» 初めましてコメントありがとうございます。メイ・チャンとはどちらの作品の方でしょうか...?申し訳ありません...知識が豊富でないものですから... (2018年10月9日 17時) (レス) id: b99f0074da (このIDを非表示/違反報告)
爽藾(プロフ) - 図々しいかとは思いますが、二人がくっついたあとの話がみたいです。煤神家の五代目とは何かしたのかとか… (2018年10月7日 23時) (レス) id: 273b9264d5 (このIDを非表示/違反報告)
森田菜々子 - お願いあるんだけどいいですかな?ぬらりひょんの孫のキャラ×メイ・チャンの恋愛短編集で作って貰いますかな?メイ・チャンはぬら組で長女のラストと長男のグリードと次男のエンヴィーの妹を設定で (2018年9月3日 18時) (レス) id: e772f145ae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:福永ふたば | 作成日時:2017年12月16日 19時