こたつうぉーず ページ20
「えっ」
「！？」
「りゅ、竜二今の本当かい！！！！？？？」
「秋房…」
興奮気味に起き上がったのは花開院秋房だった。
その大声にビクッと反応し反応よく起き上がろうとしたA。だが魔魅流に抱きしめられたままだったので素っ頓狂な声を上げた。
「敵襲…」
「ごめんね起こしちゃって。敵襲じゃないよ」
「よかった…んぐぐ…強い…花開院助け」
「るせぇ自力でなんとかしろ」
「助けてあげなよ竜二」
「秋房ぁ…」
まじで、漏れる、と情けない声を上げるAに仕方なく、といったように魔魅流の手を解いてやる竜二。その様子を秋房はらんらんとした目で見ていた。
「すみませんお手洗いお借りします！」
「うん、出て右を直進したらあるから」
「ありがとうございます！！」
ドタバタと部屋を出ていくのを見届けるとニッコリと秋房は竜二を見た。
「で？気持ちは伝えたのかい？」
「…」
「あの女子にはストレートに言わないと伝わらないだろう」
「雅次まで…」
「卒業まであっという間だろう？早く伝えなければ」
「花開院の者も何人か可愛いと言っていたぞ。奪われるのも時間の問題だ」
「うるせぇお前ら！！！！！！」
弄られ弄られ遂に堪忍袋の緒が切れそうになった竜二は机の上にあったテレビのリモコンで戦おうと立ち上がった。
「乱暴はいけないぞ竜二」
「そうだよ竜二。女の子にも優しくしないと」
「黙れ…沈めてやる…」
「物騒だな竜二よ。好きな女にぐらいツンツンしてないで素直になったらどうだ」
「きっと竜二は付き合ったらデレデレするタイプだよね！」
いじる2人にブチっと何かが切れ、式神まで出してきた。そんな様子にもニヤニヤといじろうとする秋房と雅次。流石はあの戦いを生き抜いたものだろう。
「失礼しまーーー…した」
「待て煤神の娘よ」
「やだやだやだなんか面倒くさそう！」
「てめぇが元凶だ、大人しく喰われろ」
「理不尽！！」
「あれ、何持ってるの？」
「あ、夜食にとおにぎりを…」
おにぎりに免じて許してくれと言うと、しょうがない、と言ったように座ってくれた。座った瞬間視界から消えた。たぶん魔魅流さんの抱き枕になった。
「うちのご飯美味しい？」
「はい！こんなに食べたのも久しぶりで、あったかいご飯は美味しいです！」
「…沢山食べろ」
「あはは、ありがとうございます」
雅次さんにまた目の前におにぎりを置かれた。流石にね？食べすぎかな？と思うけど美味しそうなおにぎりに罪はない
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福永ふたば(山きりん)(プロフ) - 爽藾さん» コメントありがとうございます！お待たせてしてしまい申し訳ありません...纏めている最中なのではありますがリアルが忙しく中々まとめきれていない状況です。ですが待っている方がいると分かったので早めに番外編も作っていきたいと思います。お待ち頂けたら幸いです (2018年10月9日 17時) (
レス) id: b99f0074da (このIDを非表示/違反報告)
福永ふたば(山きりん)(プロフ) - 森田菜々子さん» 初めましてコメントありがとうございます。メイ・チャンとはどちらの作品の方でしょうか...？申し訳ありません...知識が豊富でないものですから... (2018年10月9日 17時) (レス) id: b99f0074da (このIDを非表示/違反報告)
爽藾(プロフ) - 図々しいかとは思いますが、二人がくっついたあとの話がみたいです。煤神家の五代目とは何かしたのかとか… (2018年10月7日 23時) (レス) id: 273b9264d5 (このIDを非表示/違反報告)
森田菜々子 - お願いあるんだけどいいですかな？ぬらりひょんの孫のキャラ×メイ・チャンの恋愛短編集で作って貰いますかな？メイ・チャンはぬら組で長女のラストと長男のグリードと次男のエンヴィーの妹を設定で (2018年9月3日 18時) (レス) id: e772f145ae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：福永ふたば | 作成日時：2017年12月16日 19時
