23話 ページ25
「………」
あのあと、帰ってからメールを返信して、待ち合わせの時間を決めたりした。
シェリーが着いてくるのか、と聞くと。
「さあ?お楽しみね」
と返してきたのだ。
「楽しみもクソもねぇよ」
「汚い言葉を使うんじゃありません」
「……?」
突然、振りかかってきた声に驚きつつ、顔を上げる。
そこには、眼鏡をかけた、目を開けてるのか閉じてるのかわからない、
「ライ」
がいた。
すると、ライはしゃがんだ。
あたしと同じ目線になり、そして、
「むっ」
頬をぎゅーっと摘ままれ、引っ張られた。意外に強い力。
「……ふぁに?」(なに)
「何?じゃない」
「俺はライや、諸星大、赤井秀一でもない、今は
沖矢昴だ。昴の時以外、今後その名で呼ぶのは許さない」
狙われてるから、その時はそのような名で呼べって言ってた。
「おへんへって、あはらほっへははひて」
(ごめんって、だからほっぺた離して)
と言うと、ライは離してくれた。
すると、
いいタイミングで
「あの……参宮Aちゃん?」
「来た」
ミヤガワヤエが。
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暁の雨 - Aliceさん» ありがとうございます! (2017年6月26日 18時) (レス) id: e8dddc3b1a (このIDを非表示/違反報告)
Alice(プロフ) - 続編おめでとうございます (2017年6月24日 9時) (レス) id: 1a1e66043f (このIDを非表示/違反報告)
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