44話 ページ45
『あ、もうこんな時間か、急がなきゃな…』
今日はCrazy:Bの人たちとの打ち合わせ日
『今日はしっかり来てくれたらいいんだけど』
今日は来てくれていることを願い、家を出る
駅まで走る
『スーツだから走るのきついな…』
私はあまりスーツを着る回数が少ないせいなのか、まだスーツがかたい
そのため走るのも難しい
それにヒールを合わせるともっと走りにくい
『なんとか着いた』
駅に着き、改札を通る
ESまでは私の住んでいる家の駅から2駅ほどの距離なので、まあまあ近いほうだ
《まもなく電車が到着します。＿＿＿》
電車が来る
電車に乗り込むと席は結構開いていたため、ドアに近い場所に座る
『ふー…』
なんとか電車に間に合ったことにほっとする
ピロン
少し大きめの着信音がする
『あ、マナモードにするの忘れてた』
(誰からだろ？)
スマホを出して、通知を見る
『あ、HIMERUさんから』
その通知はHIMERUさんからだった
(「少し遅れます」か…。わかりましたっと)
HIMERUさんに了解の返事をして、スマホをしまう
今日の打ち合わせはこれからのCrazy:Bの活動方針のようなもの決める感じだ
私は専属というものがなかったため、そういうものにはまだ慣れていない
だから、今日は初ということだ
(どういうことを言えばいいんだろ…)
色々考える
考えているうちにもう隣の駅についてしまった
(んー…ステージ参加したいとか、テレビ出る、とか…か？)
それぐらいしか思いつかない
「あれ？Aちゃん？」
ふと横から聞こえる声
『え？あ、あんずちゃん！』
あんずちゃんだった
「すごいね！偶然！」
『ね！あんずちゃんも今からES？』
「うん、まぁね！」
『そっか、実は私も今からESで打ち合わせがあるんだ』
「そうなんだね、私はTrickstarのレッスンした後、次の企画の打ち合わせなの」
『え！すごいなぁ』
そんなに仕事があるなんて、さすがプロと感心する
「そんなことないよ」
照れくさそうに笑うあんずちゃん
「ところでAちゃんは誰との打ち合わせ？」
『えっとね、Crazy:Bとの打ち合わせがあるの』
「そうなん…………ええええ!?!?」
急に大声を出すあんずちゃん
『あんずちゃん…！しー！』
「あ…ご、ごめん…」
急に大声を出したため、まわりの視線を集める
Crazy:Bをプロデュースすると言うと、みんな大声を出すのはなんでたろうか
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唏浪(プロフ) - 氷雨さん» その気持ちわかります…！私も推しにされるとヤバいです… (2023年1月1日 21時) (
レス) id: fde1dd71ac (このIDを非表示/違反報告)
氷雨(プロフ) - HiMERU様の姫抱き最高なんですが？？？？ (2022年12月30日 21時) (レス) @page49 id: 6b8a2a10b9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：唏浪 | 作成日時：2022年11月20日 19時
