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──間も無く突入準備完了します
───
─
「お前ら、これがあるってことを忘れるな」
腰が抜けたように動かない生徒達を見ながら、手首につけた装置を指して言う
「汚ぇぞ」
「集団で襲いかかっておきながらよく言うよ」
あーー、と伸びをしながら即答する
肩をぐるりと回して解したあと、柊は教卓に体重をかけるように片手をついた
「さて
どうしよっか」
授業が思ったよりも早く終わって、残りの時間をどうやって過ごそうか。と生徒に問いかけるような
それくらい、明るい、自然な声
「そんなに殺してェならよ」
蹴られな腹部を庇うように、石倉が声を荒らげ立ち上がった
「そんなに殺してェならよ！
茅野を殺れよ！！」
そう叫んで、茅野を指さす
「なァ！そうだろ！？
答えを外したのはァ こいつなんだから！！」
答えを、外した
茅野は自分のせいで景山が死んだと、そう言った。しかし、それは間違っていた
だからと言って、最初に決めていた"ドーピングがバレて自 殺した"という答えも、合っていたとは限らない
…否、絶対に間違っているだろう
もしこのまま茅野が答えを変えることなく、ドーピングが理由だと言っていたら……同じように彼女が責められるのだろうか
たとえ皆で話し合ったとしても、答えた茅野を殺せと、そう言うのだろうか
「なァ お前ら皆そう思ってんだろっ！？」
周りを見ながら叫んだ石倉に対して、反対する声も、何も、返ってこない
──もしここで自分が反対でもしたら、自分が代わりに殺されることになる
沈黙は、同意を示す
「なんだ、反論なしか？」
口を開こうとしない彼らを見て、柊は微かに笑った
「お前ら、皆、茅野が死ねばいいと思っているのか？」
何かを抑えるような声で、柊が言う
図星、とでもいうのだろうか
決して石倉のように口にすることはない本心を突かれた彼らは、目を合わせようとはしない
「ハ、ハッハッ
アッハハハハハハハハハハハ」
突如、天井を仰ぐようにして笑い出す柊
「何が可笑しい！？」
「お前らァ
揃いも揃ってクズだなァ！！」
…分かりきっていることじゃないか。壁にもたれるように座っていたAは、膝の上で手を強く握る
このクラスが、私が、クズなのは、今に始まったことじゃない
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ミア(プロフ) - あんず飴さん» うわああめちゃくちゃ返信遅くなってしまったほんっっっとに申し訳ないです！！！コメントありがとうございます！！！！ (2019年8月31日 20時) (
レス) id: 8a7216d57f (このIDを非表示/違反報告)
あんず飴 - 柊先生落ちがいいです！！ (2019年4月21日 18時) (レス) id: e9a1259486 (このIDを非表示/違反報告)
ミア(プロフ) - イツカさん» コメントありがとうございます！何気に柊先生リクエストは初めでです笑更新頑張ります！！ (2019年3月10日 16時) (レス) id: 8a7216d57f (このIDを非表示/違反報告)
イツカ(プロフ) - 柊先生がいいです！更新頑張ってください！ (2019年3月10日 16時) (レス) id: b93db8aef6 (このIDを非表示/違反報告)
ミア(プロフ) - 美桜さん» コメントありがとうございます！真壁くんイケメンですよねまじ惚れます笑 (2019年3月9日 21時) (レス) id: 8a7216d57f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミア | 作成日時：2019年1月7日 0時
