・ ページ22
「冗談じゃねェ!!なんでお前に殺されなきゃなんねェんだよ!?」
「なんだどうした。この期に及んで命乞いか」
喚くだけのガキを楽しそうに見る目
それが、彼らの恐怖心を一層煽った
「なんなんだよ!!こんなの無茶苦茶だ!!」
「ぶっきー今なら引き返せるよっ!」
「先生目を覚ましてくださいっ!!」
「こんなことしたってすぐに警察に捕まるだけだよ!!」
「今逮捕されたら間違いなく実刑ですよ分かってるんですかっ!?」
分かってるよ。そう柊は笑って答えた
泣き叫ぶ生徒達。パニックになった教室を、笑顔で見る彼
「今すぐここから出せ!!」
立ち上がった不破が、柊に掴みかかった
案の定、その体は意図も簡単に、床に叩きつけられる
「活気があっていいね!こんなに必死になって授業に取り組んだことなかったんじゃないのかオラァ」
笑いながら、もっと来いよと挑発する
__めちゃくちゃだ。
__狂ってる。
──こんな状態で、どこが授業とよべるのだろうか
「煽ってんじゃねェよ!!」
挑発に乗った石倉が柊に掴みかかろうとするが、蹴飛ばされ、周りの生徒は悲鳴をあげる
「…こーゆーときってさ、男子全員で押さえつけてらいけるんじゃない?」
教室の隅で、不安そうな目をしていたAに、諏訪がこっそりと話しかけた
ああ、と小さく声を漏らしたAは、首を振る
呼びかけるように叫んだ兵頭が、棚から机に飛び、勢いをつけて柊に拳を食らわす──が、勿論それは避けられる
それに便乗するように、行くぞ、と男子が向かっていく
押さえられては蹴られを繰り返す
「…これ、ワンチャンいけるんじゃ」
「だと、いいけど」
バタンッ
1人の生徒が柊を床に押えつけたのだ
その上に何人も乗っかり、動かないように体重をかけた
今のうちに逃げよう。と、小さく誰かが言った
「痛い いたーーい」
生徒の重さに潰されかけている柊の指が、あの"装置"に触れる
ピ
────ドカンッ
"誰も下にいなかった"天井が、爆発した
Aは、反射的に身を屈めて耳を塞ぐ
今日1日で、この音を何回聞いたのだろうか。と、ふとそんなことを思った
228人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ミア(プロフ) - あんず飴さん» うわああめちゃくちゃ返信遅くなってしまったほんっっっとに申し訳ないです!!!コメントありがとうございます!!!! (2019年8月31日 20時) (レス) id: 8a7216d57f (このIDを非表示/違反報告)
あんず飴 - 柊先生落ちがいいです!! (2019年4月21日 18時) (レス) id: e9a1259486 (このIDを非表示/違反報告)
ミア(プロフ) - イツカさん» コメントありがとうございます!何気に柊先生リクエストは初めでです笑更新頑張ります!! (2019年3月10日 16時) (レス) id: 8a7216d57f (このIDを非表示/違反報告)
イツカ(プロフ) - 柊先生がいいです!更新頑張ってください! (2019年3月10日 16時) (レス) id: b93db8aef6 (このIDを非表示/違反報告)
ミア(プロフ) - 美桜さん» コメントありがとうございます!真壁くんイケメンですよねまじ惚れます笑 (2019年3月9日 21時) (レス) id: 8a7216d57f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ミア | 作成日時:2019年1月7日 0時