【小湊亮介】幼馴染みに勝ち目はない。

02(高校3年) ページ2

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さっきの話は中３の受験前の話かな。



あ、この話を思い出した理由がね...
いるんだよ！！本人が、青道に｡
私、亮介が青道を受けてたなんて知らなかったんだけど…


いや、確かに東京行はのは知ってたけど…ここに居るとは思わなくない?



ここ2年間...クラス違ったし。
この学校、生徒多いんだもん。
わかんないの普通じゃない?


んで、高校生活最後の年に奇跡的(?)に亮介と同じクラスになりまして、はい｡
まあ、多分あっちは気づいてないと思いますけど。
寧ろ、そっちの方たありがたい。


「おい、A」


今更どうしようもないもん。
話しかけようとも思わないし。
だって、気まづいじゃん！！?



「おい、A」


『何、結城くん』


「今年は違うクラスだな｡」


『そうだね｡』


「クラスは違っても話はしてくれよ。」


『あ、うん｡』



この会話を終わらすと亮介の元へ行ってしまった。
でもビックリした…全然気づかなかったわ…
わざわざ言うために、来るとか思わなくない??

そーいえば私さっきなんて言った?
亮介の元へ?
え?


そして私は亮介に目を向けてみる。



亮介、こっち見てる！！?

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