最強幼女！

第１２話 ２年後 ページ21

頂上戦争から２年。ローは七武海の１人になり、懸賞金も２倍以上に跳ねあがった。クルーもそれぞれ成長し、前より確実に強くなっている。

もちろんそれは幼女もだ。幼女の持つエアエアの実の力は前よりパワーアップし、さらには見聞色の覇気まで身につけていた。

そして、現在。

パンクハザードにアカサとローはいた。だが、アカサと一緒にいるはずのライチュウはいない。他のクルーを含むライチュウはゾウという場所で二人を待っている。本来ならアカサもゾウで待っているはずだが、ここには厄介な能力者がいる。

シーザー)シュロロロ、よく来たな

それがこいつ、マスターことシーザー。ガスガスの実の能力者。つまりアカサと上位互換の能力を持っている。だから万が一に備えて連れてきたのだ。

アカサ)ピッ！

いつものように挨拶をする

シーザー)なんだ、このガキは。

モネ)あら、可愛いわね。フフフ。

ロー)こいつはうちのクルー。俺の付き添いみたいなものだ。

モネ)名前は？

アカサ)あかさ！

モネ)アカサちゃんね。

そして、しばらくたち。

アカサ)チャァー

ロー)なんだ、もう寝るのか？

アカサ)ひまー

ロー)仕方ねぇだろ。外は寒いんだ

アカサ)あ！お外に海軍がいる！

ロー)本当か？アカサ

アカサ)ほんと！

ロー)アカサ、今見えている風景を俺に見せてみろ。

アカサ)ピッ！

アカサはローの肩に触れた。するとローの脳内に正面玄関の映像が流れてくる。本当に海軍が正面玄関に来ていた。

そう、これがアカサの見聞色の覇気。普通の覇気とは違い誰がどこにいるのか、何をしているのかがはっきりわかり、他の人間に触れることでその風景を見せることができる。

ロー)海軍、G-5か。するとあれは白猟屋。

アカサ)ピー？

ロー)アカサ、コートを羽織れ。外に出る

アカサ)ピッ！

ローはクローゼットからアカサのコートを出し、そう告げた。アカサも察したようで元気よく返事をする。

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